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内容説明
チャリントン伯爵は困っていた。すぐにでも結婚したい事情があるのに、相手がなかなか見つからないのだ。愛は人を破滅させる、自分が誰かに恋をすることなどありえない、そう考えている彼は、「愛のない結婚」を求めていた。なのに、出会う女性はみな片っ端から彼に恋してしまうのだ。そんななか、伯爵は彼にまったく興味のなさそうな一人の女性と出会う。思わずプロポーズしてしまう伯爵だったが…。「無頼同盟」第3弾。
著者等紹介
ベヴァリー,ジョー[ベヴァリー,ジョー][Beverley,Jo]
イギリスのランカシャー生まれ。現在までに30作以上のロマンス小説を発表。5作品でRITA賞を受賞し、全米ロマンス作家協会の名誉殿堂入りをはたす。ロマンティック・タイムズ誌では常に★4~5の高い評価を受けている。現在は夫と2人の息子とともにカナダに暮らす
坂本あおい[サカモトアオイ]
東京生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
24
2作目のドタバタ結婚がおかしかったので3作目も。こちらでは愛ある結婚に恐れをなす(イマイチ納得がいかない設定なんですが)男子が、「嘆きの未亡人」ならぴったりだ、と挑戦されて求婚するところなんて、もう愚かで説得力がなくて苦笑してしまいました。ミステリーもすぐに落ちがわかってしまいますが、自己中な父親に世界中連れまわされた男子が、イギリスの田舎で「イギリス人」になれたことを喜ぶ部分はとてもかわいかったです。前夫の遺作はこの際ガンガン出版しちゃえばいいのになあ…と思いつつ。2021/04/22
まみ子
12
愛のない結婚をするために、二人の子持ちで貧乏な未亡人に条件付きの結婚を求めるヒーロー。あれやこれやな事件に巻き込まれつつ、惹かれあっていく王道ストーリーです。読みやすいですが、最後があっさりしていて、印象には残りにくい作品でした。2017/03/15
矢田ふみえ
3
好い人すぎるなぁ。ヒロインは。わけのわからない人と結婚しようと思うことがわからんね。それも子持ち。2015/08/02
める
2
人に対する感謝や謝罪の気持ちを忘れているとしか思えないヒロインだった。私は正直、読み続けるのが苦痛でした…。ヒーローがニワトコ酒にどんな反応をするのかが気になった結果、一番最後まで読むハメになってしまいました(笑2012/04/21
こえん
2
一年前に詩人の夫を亡くし、11才の息子と6才と娘とともに窮乏に陥る寸前の、もうすぐ30才のヒロインと、子供の頃から多くを外国で過ごし、正式に領地に赴く前に結婚したい裕福な25才の伯爵ヒーロー。H/Hともに、思いこんでいることがあって、それが実は事実とは違っているというのが良かった…まぁ、ヒロインの事情は良かったとはいえないけど。自分に愛情を向けない妻を望んだヒーローが、亡夫に詩中で“わが天使の妻”と描写されていた<嘆きの未亡人>と言われるヒロインを選び、選んだ理由に足をすくわれるのがナイス。2010/12/12
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