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ジェネシス・シークレット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 548p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270103678
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

トルコ東部の巨石建造物ギョベクリ・テペを訪れた記者ロブは、たちまちこの遺跡に魅了された。1万2千年前に建てられた最古の神殿で、エデンの園はここだったと説く者もいた。しかも遺跡は後に人の手で埋められていた。誰が、何を隠すためにそんな厖大な労力を注いだのか?発掘現場で起きた不審な死亡事件を追ううち、ロブははからずも人類史の壮大な謎のなかへと踏み込んでいくことに…。その頃英国では儀式殺人めいた猟奇的事件が相次いでいた。

著者等紹介

ノックス,トム[ノックス,トム][Knox,Tom]
イギリス生まれのジャーナリスト、作家。世界各地を取材し、タイムズ紙、ガーディアン紙、デイリーメール紙などに寄稿。本名のショーン・トマス名義で2006年に発表したネット交際体験記は8ヵ国語に翻訳された。ほかに3作のフィクションがある。ロンドン在住。父親はベストセラー作家D・M・トマス

山本雅子[ヤマモトマサコ]
日本女子大学文学部英文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

himehikage

2
歴史上のさまざまな生け贄儀式の方法を真似た犯罪の描写にはうんざりしたけど、古代史やサタニズムなどに興味があれば十分楽しい!ただ、イギリス人の著者は経験豊富なジャーナリストということで、情報を集めて面白い読み物にするのは上手いけれど、小説家としてはどうかなと思いつつ読んだところもけっこうあった。2012/07/26

春風

2
ギョベクリ・テペ、ヤズィード派、地獄の火クラブなどちょっと目新しい題材を取り上げた考古学スリラー。ラストの飛躍以外は地に足のついた展開だが、後半からやたらとグロ描写が増えて閉口。2010/10/27

ayahana

1
怖ーい。ちょっと書き込みすぎなくらいの猟奇に、読み飛ばす部分も。でも、読み出すと止められない。半ばすぎまでの、謎がみえてこない部分あたりまでは、ぐいぐい引っ張られる。犯人像が、ちょっとはっきりみえてこない感じがあるかな。2011/07/25

あきひと

0
2009年の作品。未だに有史以前の遺跡が有るのですね。ちょっと過激過ぎと思う部分もあったがストーリーとしては面白く読めました。2016/04/16

うたまる

0
「現実を見ろ。世界のどんな政治指導者にも、暴力の欲求がある。いってみればサディストだ。(中略)利口な人間は、賢い人間は、みな殺人者なのだ。ということは、我々はどうなっているんだ、ロブ?何かが…我々に植えつけられているんだろうか。どう思う、え?」……くそ面白い!元始人類史を中東の遺跡、カルト宗教、創世記、で読み解く。中でも世界中の生け贄文化の多彩さに驚く。公開処刑と同様に、より残酷に見せることを意識していたとするなら、冒頭の文章の”政治指導者”は”人間”一般に置き換えなくてはならない。2012/06/05

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