ランダムハウス講談社文庫
スリー・パインズ村と運命の女神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 554p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270103012
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

地図にも載っていないくらいに小さいけれど、魅力あふれるケベック州の村、スリー・パインズ。クリスマス直後、毎年恒例の村のお楽しみ、カーリング試合の最中に、凍った湖の上で女性が突然倒れて死んだ。心臓発作を疑われたが、感電が死因の殺人事件だった。ガマシュ警部は大勢の人が現場にいたのに目撃者がひとりもいないことを不審に思い捜査を始めた…。各紙誌で絶賛されたシリーズ待望の第2弾。アガサ賞長篇賞受賞作品。

著者等紹介

ペニー,ルイーズ[ペニー,ルイーズ][Penny,Louise]
1958年、カナダのトロント生まれ。カナダ放送協会でラジオの報道記者、司会者として活躍。結婚後、執筆に専念。処女作である『スリー・パインズ村の不思議な事件』で英国推理作家協会最優秀処女長篇賞など数々の賞を得て、本格推理の新しい旗手として注目を浴びる。2作目の『スリー・パインズ村と運命の女神』でアガサ賞最優秀長篇賞受賞

長野きよみ[ナガノキヨミ]
日本大学芸術学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

himehikage

12
地図にも載っていないゆえ?そういうところに目ざとい芸術家タイプの人たちばかりが住むケベック州の村。前作はそこが少し鼻についてしまったが、こういう感性のミステリーもなかなか個性的で楽しい。しかし、野菜スープと入浴剤を間違えるところにいちばん共鳴した私って…無教養には本当の面白みは伝わりづらいかも2019/10/07

run

8
少し読みにくいところもあるけど、でもスリーパインズの情景とガマシュ警部が良い感じなので、読むのが楽しみなシリーズ。2016/08/31

motopurin

4
ガマシュ警部を愛さずには、いられない。事件やトリックは、二の次で彼と彼に関わる人達を楽しむシリーズ。2015/05/03

むらさきめがね

4
古今東西名探偵・名刑事と呼ばれるキャラクターには変人が多い。このシリーズではそこを上手くはずして、人好きのする人格者の警部+変人の部下+個性的な村人たちという構図をとっているところが面白い。結局クララの才能は雪とともに埋もれてしまうのか…。次に期待。2014/04/19

shibatay

3
一作目も傑作でしたが、二作目はさらに素晴らしい。胸がえぐられるような「謎解き」。そしてガマシュの「過去」とそれにまつわるエピソードも深くて暗く重い。なのにどこかユーモアとペーソスに溢れて、心温まる気がする不思議なシリーズ。2017/01/30

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