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内容説明
FBIの介入により、死体に刻まれていたのが「聖なる比率」と呼ばれる紋様であること、同様の他殺体がアメリカをはじめ各地で発見されていることがわかった。FBIと協力して捜査を進めることになったローマ市警だったが、彼らは何かを隠しているようで、進展ははかばかしくない。堪忍袋の緒が切れたニックたちは、独自に捜査を進めることに。だがその先には、さらなるおぞましい死と、国家を巻き込む陰謀が隠されていた―。
著者等紹介
ヒューソン,デヴィッド[ヒューソン,デヴィッド][Hewson,David]
1953年、イギリスのヨークシャー生まれ。デビュー作のSemana Santa(1996年刊)でW・H・スミス賞新人賞を受賞して以来、イギリスではすでに9作の長篇を出している人気作家。25歳のときに「タイムズ」紙の記者として働きはじめ、その後、フルタイムの作家に転身。ケント在住
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
2
ニックとジャンニとレオとテレサのローマ市警チームが絶妙!だが、ライラのその後も気になる。シリーズなのに初読み、ちょっと後悔。1作から読んでみるつもり。ホント、アメリカって…。こんな感じであっちこっと首突っ込みながらいつまで突っ走るつもり?と、本筋と外れたところまで考えてしまった。イタリアが舞台って、絵的にいいですねえ。2011/07/16
旅猫
1
ローマのパンテオンが事件現場で、幻想的な雪の描写が続きますが、時事ネタが入るあたりが現代小説のいいところ。さて、今度はヴェネツィアですね。やっぱり旅情を誘われるんでしょうか、楽しみです。2011/03/02
あきひと
0
上巻の恐怖感から下巻では人間ドラマに方向転換。 何度も登場した歴史的建造物にも興味が出て調べた結果、その場面がリアルに想像できて、こうやって調べながら作品を読むのも楽しみの一つ。2015/07/02
旅猫
0
初夏のローマだったものの、期せずしてパンテオンの扉が閉まる瞬間に立ち会ったりして、読み返すとビジュアルがより浮かびなかなか面白かった。天窓から雪の降る、レアなローマも見たいですが。もちろん死体抜きで。2013/05/14
himehikage
0
むりやり湾岸戦争を取り入れた感じ。スティーリー・ダンの曲も題材に。2009/06/21