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- > ランダムハウス講談社文庫
内容説明
19世紀、ロンドン。遊び人のトレント伯爵は、ついに自分が妻に求める条件にぴったりの女性を見つけた。美しいのに、勝ち気で無鉄砲な性格が災いし、いまだ結婚できずにいるパンドラ・エフィントン。彼女となら、愛はなくとも退屈とは無縁の結婚生活が送れるはずだ―そう考えた伯爵は、早速パンドラに近づくが、パンドラのほうは、これまで彼女に見向きもしなかった伯爵が急接近してきたことに、疑念を抱いていた…。
著者等紹介
アレクサンダー,ヴィクトリア[アレクサンダー,ヴィクトリア][Alexander,Victoria]
アメリカの人気ロマンス作家。ネブラスカ州在住。賞を受けたこともあるテレビの花形レポーターで、ジャーナリストとしても活躍していたが、現実よりフィクションのほうが面白いと気づいて作家に転身。1998年に作家としてデビューした
須麻カオル[スマカオル]
名古屋大学文学部英文学科卒。英米文学翻訳家。専門学校の講師もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
1
何ともへしないお話でした。一番の問題はヒロインを全くもって好きになれないということ。人を獣だ、お馬鹿だと批判する前に、自分の子供じみた行動を反省する方が先でしょうと思うのは私だけではないはず…あちゃらの男性は自立心旺盛で、口のたつ女性に惹かれる傾向があるみたいだから、国民性の違いで、面白くないのかも。2014/12/29
こえん
1
楽しそうな設定だったけど、ダメだった。ヒロインが頭いいとは思えなくて苦手だったし、そのヒロインに惚れ込むヒーローもナゾ。惚れ込んでるわりに押しが足りないし~、もっとしっかり押してよ…でも相手はあのヒロインなんだよね~。2010/05/08
Ta
1
人物は十分魅力的なのに「ええいまだるっこしい!」と途中思ってしまったのは私のヒストリカルテンションが低かった所為ですきっと・・・2008/11/02
矢田ふみえ
0
自分の気持ちを素直に認められないヒロインのおばかな話2016/03/20
たまきら
0
蟹工船とか、プロレタリアートの本を読んだ後すぐ読むと、貴族さんらのあまりの悩みの無さっぷりに怒りを通り越して唖然としてしまいますが、とにかく軽い会話のテンポ、かぐや姫のイギリスバージョン(求婚者のしたたかさはイギリスはスゴイけど)として読むととても面白いです。いわゆる結婚狂想曲。2014/06/16