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内容説明
時は916年。商いの旅に出ていたヴァイキングの首長メリック・ハラルドソンは、キエフの奴隷市場で不思議な奴隷の少年を見かけた。痩せこけていて薄汚いくせに、瞳だけは透き通るように美しい。メリックはなぜかその少年が気になり、彼が悪徳商人に売られたのを知るや、助け出すことを決意する。悪徳商人の船に忍び込み、鞭打たれて失神した少年を連れ出すが、介抱しようと服を脱がせて驚愕した。彼は「少年」ではなく…。荘大なヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
コールター,キャサリン[コールター,キャサリン][Coulter,Catherine]
1978年に作家としてデビュー。ヒストリカル・ロマンスで一躍注目を集め、現在ではロマンティック・サスペンスでも人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
73
男装のヒロインというのが好みでした。奴隷の少年が実は王女という設定にときめきます。ヴァイキングのイメージも変わりました。テンポもいいし、気軽に読めますね。弟を守る王女の健気さに打たれます。2017/08/25
たまきら
28
タイトルでいっこ謎解きが済んでしまってる…。この時代って本当に詳しくないので面白く読んだんですが、どんでん返しやミステリーはちょっと無理があったかな~。男子は最初からまっすぐで本当に好男子。女子もまっすぐで素敵でした。自分的には奴隷男子が一番素敵だったので、三作目が楽しみです。2019/12/05
Michelle
12
ヴァイキングが手に入れた奴隷は実はノルマンディー太公の姪だった。弟と共に誘拐されて売られ、2年間を奴隷(男)として生きてきたヒロイン。身の上がわかって舞台が公国に移ってからは政治的陰謀のミステリーが話の中心になったけども、ここから失速。2024/08/01
momo
11
弟くんが、可愛い。可愛いから、いかついヴァイキングたちもメロメロになってしまうのでしょうね。2019/11/02
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
10
ヴァイキング三部作② 話は奴隷市場から始まります。人を売ったり買ったり、気に入らなければ殴ったり、殺したり、何とも気の滅入るシリーズです。 が、話しが面白く、テンポも良くて読みやすく、どんどん引き込まれてしまう。次も期待大です。2021/10/03