ランダムハウス講談社文庫 あなたにさらわれて

フェッツァー，エイミー・Ｊ．【著】〈Ｆｅｔｚｅｒ，Ａｍｙ Ｊ．〉/北沢 あかね【訳】

武田ランダムハウスジャパン（2008/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 526p／高さ 15cm
• 商品コード 9784270101490
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

シドニー・ヘイルは絶体絶命の危機にあった。主任を務める国家最高機密の研究所が正体不明のテロリストによって襲撃され、現場で生き残ったのは彼女ただ一人。結果、機密漏洩を恐れる政府からもテロリストからも命を狙われる身となってしまったのだ。さらに、そんな彼女を追う人物がもう一人いた―海兵隊員ジャック・ウィルソン。テロリストに仲間を殺された彼はシドニーをその一味だと思い、復讐を誓っていたのだ…。

著者等紹介

フェッツァー，エイミー・Ｊ．［フェッツァー，エイミーＪ．］［Ｆｅｔｚｅｒ，Ａｍｙ　Ｊ．］
アメリカ、ニューイングランド州生まれ。１９歳で結婚し、父、夫、息子３代にわたる海兵隊員を家族に持つ。海外の基地暮らしが長く、その経験を小説の舞台や登場人物にいかし、４０以上の作品を発表。今やウォールデンブックスのベストセラーリストのトップを飾る作家となり、ロマンティックタイムズ誌からも絶賛されている。現在は、サウスカロライナ州チャールストンの郊外に暮らす

北沢あかね［キタザワアカネ］
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。映画字幕翻訳を経て翻訳家に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ち～]

山中の地中深くにある国家機密の研究所で、対サリンガスの薬剤を開発していた科学者シドニー。研究所が武装集団により壊滅、所員達は虐殺され、ただ1人逃げ出したところを仲間と鹿撃ちに来ていた海兵隊大尉ジャックに助けられる。仲間達を殺され、復讐に燃えるジャック。二人の逃亡と復讐劇が始まる。この二人の会話が面白すぎて、緊迫感は薄いがすごく楽しい。それでも最後の100ページはシリアスな展開もしっかり用意されている。頼もしくリーダー気質だけどシドニーにデレデレなジャック、食いしん坊でお茶目なシドニー、NICEカップル！

2019/08/24

[たまきら]

サリンの解毒薬品を開発する研究所がシェナンドー国立公園内にある…という設定が荒唐無稽なようで本当にありそうで…。メリーランド州の牧場の真ん中に核兵器格納施設（キューバ危機後閉鎖されたらしい）があったもん。頭脳明晰で時間を無駄にしない笑えるぐらいまっすぐな科学者（美女）と、彼女を最初は疑い、後にはメロメロになる海兵隊員（かなりキャリアを積んでる有能マッチョ）のロマンスにテロリストや企業の汚職やら国家の様々な機関、盛りだくさんな内容で大満足。オタクお兄ちゃん二人がすごくかわいかった～。シスコの話が読みたい！

2017/05/31

[Nami]

天才科学者シドニー✖️海兵隊大尉ジャック まるで映画を観てるようでハラハラドキドキして面白かった♪ H/H共に魅力的♡、ハッカーの男の子2人も面白い、それにシスコ‼︎彼のラストの寂しげな様子(´･ω･`)幸せになってもらいたいなぁ〜♡

2017/12/01

[まめもち]

天才科学者シドニー×海兵隊員ジャック。研究所が襲撃された時に休憩で抜け出していた為に国からは疑われ敵からは狙われるヒロイン。仲間の仇を討つため単独行動するヒーロー。お互いに信じていいのかわからない状態のせめぎあいが読み応えあり。ヒロインが科学者とは思えない体力とガッツをみせるのがいい。暗殺者をかわしつつ、冷静かつ頭のキレる保障局員のシスコの裏をかいて逃げ回るなど謎解きだけしゃないスピード感もあって読み応えあった。生意気なハッカー２人組にもっと活躍してもらいたかったな。

2017/05/05

[サティーシャ]

天才科学者シドニーと、米国海兵隊大尉ジャック。主任を務める国家最高機密の研究所が正体不明のテロリストによって襲撃され、偶然生き残り、機密漏洩を恐れる政府からもテロリストからも命を狙われる身となる。さらに、テロリストに仲間を殺されたジャックはシドニーをその一味だと思い、復讐を誓って追ってくる。国家安全保障局のシスコいい味だしてる。誰が裏切りものなのか・・・

2016/09/27