ランダムハウス講談社文庫
やきものの美を求めて―名碗「紫匂ひ」をめぐって

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270100837
  • NDC分類 751.04
  • Cコード C0195

内容説明

破格の陶芸家・加藤唐九郎と、その作品「紫匂ひ」の名づけ親であり、鎌倉文士として今も人気の高い立原正秋が、陶芸について縦横に語る対談を第一部に、立原の独特の美意識で綴られるエッセイ「陶芸と風土」を第二部に、唐九郎の飾らない語り口のエッセイ「やきものへの道」を第三部に配した珠玉の陶芸本。陶器に興味を持つ初心者から、陶芸の専門家まで、それぞれに楽しめる座右の書。

目次

第1章 対談 やきものの美を求めて(黄瀬戸考;茶の美;織部考 ほか)
第2章 立原正秋 陶芸と風土(匂う磁器の膚―肥前有田行;川辺からの眺め―唐津紀行;陶工の故郷―金重素山覚え書 ほか)
第3章 加藤唐九郎 やきものへの道(民謡と民芸;やきものを作るがわから見れば;茶道とやきもの ほか)

著者等紹介

立原正秋[タチハラマサアキ]
1926‐1980。朝鮮慶尚北道(現・韓国慶尚北道)安東郡生まれ。早稲田大学国文科中退(入学時は法律学科)、戦後小説家を志す。1966年「白い罌粟」で第55回直木賞を受賞。自ら「純文学と大衆文学の両刀使い」を宣言して中間小説で流行作家となった。美術愛好家、食通としても知られる

加藤唐九郎[カトウトウクロウ]
1898‐1985。愛知県瀬戸生まれ。陶芸家。家業の製陶に幼少からなじみ、1914年より本格的な作陶生活に入る。伝統的な陶芸技術を詳細に研究し、土や釉薬に関する豊富な知識をもって、古瀬戸から黄瀬戸・志野・織部などを現代に甦らせた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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