ランダムハウス講談社文庫
記憶の棘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270100585
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

愛する夫ショーンを襲った突然の死。それから10年、美しき未亡人アナは悲しみが癒えるのを待ち続けてくれたジョセフとの再婚を決意した。ところがその婚約披露パーティの夜、見知らぬ少年が現れ、「僕はショーン。君の夫だ」と衝撃的な言葉を残す。子供のいたずらだと最初は相手にしないアナだったが、夫しか知らないはずの秘密をほのめかす少年に、しだいに心が揺り動かされていく。少年は本当に夫の生まれ変わりなのか。

著者等紹介

グレイザー,ジョナサン[グレイザー,ジョナサン][Glazer,Jonathan]
1965年、英ロンドン生まれ。レディオヘッドやジャミロクワイのミュージック・ビデオの演出で知られる映像クリエイター。2000年には初長編作『Sexy Beast』で映画界に進出し、英インディペンデント映画賞の監督賞を受賞

カリエール,ジャン=クロード[カリエール,ジャンクロード][Carriere,Jean‐Claude]
1931年、南フランス生まれ。24歳で処女小説を出版後、ルイス・ブニュエル監督とコンビを組み、『小間使いの日記』(63)、『昼顔』(67)等脚本を執筆。89年にはフィリップ・カウフマン監督の『存在の耐えられない軽さ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされた

アディカ,マイロ[アディカ,マイロ][Addica,Milo]
ニューヨーク出身。マサチューセッツ大学で演劇を専攻。2001年、共同執筆した『チョコレート』でアカデミー賞ほか数々の映画賞にノミネートされ、脚本家として一躍注目される

富永和子[トミナガカズコ]
獨協大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつき 

11
ニコールキッドマン主演の映画の小説版。10年前に夫を亡くしたアナが新しい男性との婚約が決めた時に10歳の少年が現れ、自分は亡くなった夫ショーンだと告げる、そんな輪廻転生の話。やはり少年は夫の生まれ変わりかどうなのかが軸になって、揺れ動く女性心理が描かれてます。私はアナの亡くした夫に対する愛情と悲しみが深く、美しく感じることができるので大好きな話です。小説にはアナと少年ショーンの心理描写を期待していましたが、それほど描かれていなかったのが少し残念です。映画を見てから小説を読むほうがいいかもしれません。2012/09/11

Lily

3
うーん、どうもお昼のメロドラマっぽいというか。。未亡人の心理描写が全然描かれてなくて 感情移入できなかったなあ。なんでいきなりころっと心かたむいてんの!?みたいな。 でも先が読めそうで、後半意外な裏があり、ちょっとおもしろかった。2008/09/12

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