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内容説明
収監されていた“舌のない男”を囮にし、その背後にある秘密組織を暴こうと作戦を練る美術品特捜部。一方、独自に事件の調査をつづけるジャーナリストのアナも、聖骸布とテンプル騎士団との歴史上のつながりに気づき、刻々と真相へと近づいていく。しかし、そんな彼らの動きを封じるべく、影の世界的権力者によって下されたある“決定”とは!?―衝撃のラストに向け、二千年の血塗られた歴史が捜査員たちに襲いかかる。
著者等紹介
ナバロ,フリア[ナバロ,フリア][Navarro,Julia]
1953年スペインのマドリッド生まれ。長らく新聞記者として活躍したのち、Guadiana、Intervi´u、Panoramaなどの雑誌を始め、ラジオ番組制作や司会者も務めるなど様々なメディアでキャリアを積んでいる。現在はOTR通信社/ヨーロッパプレスで政治解説委員を務め、スペイン国内の50以上の新聞に意見コラムや政治関連記事、政治解説などを発表している。処女長篇となる『聖骸布血盟』は、本国において発表1年足らずで50万部を突破する大ベストセラーとなり、17ヵ国語に翻訳されている
白川貴子[シラカワタカコ]
国際基督教大学卒。明星大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うたまる
2
最後まで面白く読めました!史書と史書の間を創作でうまく繋げてくれているので、違和感なくのめり込めた。但し、「聖骸布」「十字軍」「テンプル騎士団」などの基礎知識がないとしんどいかもね。上巻の感想にも書いた聖骸布の疑問点については、「き、奇跡って…」という感じ。ここだけはもうちょっとどうにかして欲しかった。最後に読書家のハートをくすぐる文章を発見……「それに、このお屋敷には一冊も本がないのよ。気がついていらした?本の置かれていない家には驚かずにはいられないわ。持ち主を象徴しているようで」2012/04/17
paxomnibus
1
なんだろう、この、作品が面白くない訳ではないのに全然好きになれないという不満足感は。よっしゃあ、クライマックス大団円かぁと思ったのに、束の間の、うたかたの夢だった。現代の小説としてはこの手のもっていき方が受け入れられるのか? 扱っているテーマがキリスト教に深く根ざす物だけに、また舞台があまりなじみのないヨーロッパであることで、日本人である自分にはどこか他人事に思えてなじめなかったのだろうか? いや、やっぱり著者の人物描写がアンバランスなのがダメなんだと思うな。群像劇にしても、とらえどころがなさすぎる。2018/12/16
たん
0
★★★★☆ 歴史的背景もしっかり描かれていてそれだけでも面白いし、いかにもありそうな謎や因縁もろもろ、終始面白かった。 ただ、美人学者さんの恋愛っぽいやつを無理にいれてくるのは、別に要らなかったかなぁと思う。2017/09/15
ホームズ
0
初読2007/04/28
Ryosuke
0
竹2009/03/12
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