なぜ選ぶたびに後悔するのか―オプション過剰時代の賢い選択術 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270007082
  • NDC分類 141.8
  • Cコード C0030

内容説明

選択肢がまったくない生活は耐えがたい。だが、選択肢はあればあるほど幸せとはかぎらない。どうすれば、おびただしい数のオプションを前に立ち往生することなく、じょうずに選択していけるだろうか?心理学、経済学、市場リサーチなど各分野の研究成果をもとに、商品や機会、情報があふれかえる世界で戸惑う人々に、常識を覆すわかりやすい指針を示した社会心理学の古典的名著。

目次

第1部 なにもかもが選べる時代(お買い物に行こう;新たな選択)
第2部 選択のプロセス(決断と選択;最高でなければだめなとき―最大化と満足)
第3部 満たされないのはなぜ?(選択と幸せ;あきらめた機会 ほか)
第4部 満足して生きるための選択術(選択にどう向き合うか)

著者等紹介

シュワルツ,バリー[シュワルツ,バリー][Schwartz,Barry]
1946年生まれのアメリカの心理学者。スワスモア大学教授。専門は社会理論、社会行動学

瑞穂のりこ[ミズホノリコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

25
本書は、心理学、経済学、市場リサーチなどの研究成果に基づいた 社会心理学の古典的名著です。そんな「経済学マニア現在進行中」の管理人が、本書を読んでの結論は、「要するに、プロセスの経済学について述べたいのか!」、ということです。管理人は、「なんちゃって社会学士」のせいか、残念ながら、心理学や社会学の説明部分は、目に入りづらかったです (大学関係者のみなさますいません)。2012/12/21

tkokon

7
【ふむふむ】Tedでいくつか面白いスピーチをしていて、その内容を復習しているような感覚。あるレベルを超えると「選択肢が多い」ことは、幸せにつながるどころか、ストレスになる。ストレスになる人とならない人の違いは簡単。本人の心の持ちようだ。「最大限」を求めず、「満足」で十分なのだ。その方が幸せになれる。2013/11/12

壱萬参仟縁

6
社会心理学の古典的名著と(カヴァー裏)。生活の質(QOL)を上げるには、ある程度制約を設け、まずまずを求め、決断結果の期待を低くし、決定は変更不能で、他人を気にしない(17ページ)。お金が幸福を必ずしも保障せず、社会関係が緊密かどうかに依存する幸福感(130ページ)。評者は中村尚司先生が関係性や民際学でこうした人間関係の重要性を語っていたのをふと思い出した。『地域自立の経済学』であったのも同時に思い出した。後悔は仮定法過去完了形を想起した。評者にもなくはないが、やむ得ない。選択は一生を決める。時に慎重に。2013/01/18

mi

5
大学での勉強のために、教授から勧められて読んだ本だが、個人的にとても良かった。選択肢は多いほどいいと思っている人、でもいつも何かを決断する時に苦しくなってしまう人に読んでほしい。なぜ選択肢が多いとダメなのかや、後悔しない決め方について、とても丁寧に論理的に教えてくれる。ロジックジャンプが一切ないのも良かった。2020/12/17

クドアンヌ

5
主張はわかるし、現代の選択肢の多さには私もうんざりしているが、なんというか長ったらしい。「(オプション過剰による弊害を証明すべく)○○という実験を行い、その結果△△ということがわかった。つまり…」という文章や例が延々と続くので、「最高のものを選ぼうとする(マキシマイザー)」と「最善を尽くして選んだもので満足する(サティスファイサー)」の違いがわかったら、第4部を読み、オプション過剰時代の賢い選択術を学べば良いと思う。2020/11/23

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