ありあまるごちそう―世界が飢えていくメカニズムがわかる

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784270006337
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0030

内容説明

餓死は殺人に他ならない。食糧廃棄率世界一の日本人こそ読むべき書。

目次

1 野菜―闘トマト、運送業者&飢える農家
2 パン―遺伝子組み換え大豆、パン廃棄&豚の毛
3 牛乳―乳牛のドーピング、コンツェルンの影響力&スーパーバクテリア
4 肉―堆肥市場、畜産廃棄物&排出
5 魚―魚粉、アクアファーム、新種の巨大サケ
6 水―ヴァーチャルウォーター&現実の渇き
7 飢餓―商品作物、自給自足、餓死
8 消費―エコガソリン、公正な出荷、自然食スーパーマーケット

著者等紹介

ヴァーゲンホーファー,エルヴィン[ヴァーゲンホーファー,エルヴィン][Wagenhofer,Erwin]
フリーランスの作家、映画制作者。ウィーン在住。宣伝用映画、学術的な知識を提供する作品、人物ドキュメント作品の他、短篇映画を制作している

アナス,マックス[アナス,マックス][Annas,Max]
作家、ジャーナリスト。ケルン在住。専門として扱っているテーマにはグローバル化における文化生産、アフリカにおけるポピュラー音楽およびアフリカ映画がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

20
築地勤務の夫ですからね、食品廃棄の無念さ部分には悩みます。「仕方ないじゃん」と割り切れない自分たち。かといって高級寿司屋に卸している会社の立場もある。昨日ある有名ヨーロッパ系パン屋さんに夕方行きまして。すごく売れ残ってるんですよ。「どうするんですか?」というと店員のお姉さんが悔しそうな顔をしつつ「廃棄です。慣れないですよこればかりは…」うんうん。偽善と呼ばれても私も慣れたくない。…この本はヨーロッパのお話なので、日本とは違います。ていうか…にほんもっとひどいかもよ~。2017/05/06

更紗蝦

15
ドキュメンタリー映画『ありあまるごちうそう』(原題:We Feed the World)の書籍版。『ファーマゲドン』という本と内容がかなり被っていますが、映画は2005年に制作されているので(書籍の出版は2006年)、2014年出版の『ファーマゲドン』よりも9年先取りしています。食の安全性や農業の危機をテーマにした本では、大抵はモンサント社が批判の対象として取り上げられますが、『ありあまるごちそう』ではモンサント社と同じくらいにネスレ社が取り上げられており、EUの政策の批判にも力が入れられています。2017/04/24

ヘビメタおやじ

7
新自由主義に触れた本を読んだばかりでしたので、より納得できました。市場自由主義は多国籍大企業にとっての自由なんだと改めて感じました。規制緩和も彼らが求めたんですね。規制緩和を叫んでいた政治家の魂胆が分かりました。大規模小売店舗の自由化は確かにシャッター商店街を生んだし、地球規模の食料にはやはり規制が必要でしょう。2017/08/17

だしまき

3
企業による策略が黒すぎて、売っている食料品が別のものに見える。何を信用したらいいのかよくわからなくなった。 戦争で死ぬ人より飢餓によって死ぬ人の方が多いことには衝撃だった。食べ物に対する見方が若干かわった。2014/04/26

セヱマ

2
訳が読みづらい。。。 ネスレが批判されていることが新鮮だった。 120億人分の食料が生産されているが、適正に配分されていない。飢餓問題は経済問題と再認識した。

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