出版社内容情報
深遠にして奔放な思考をつたえる卓抜な寓話とアフォリズム。人間としての真の生を定立し世界の主宰者となるために、あらゆる言語表現を駆使して窮極の目標「道」を探究する。
内容説明
重厚と軽妙のみごとな交錯、奔放な思考をつたえる卓抜な比喩。
目次
荘子外篇(至楽篇;達生篇;山木篇;田子方篇;知北遊篇)
荘子雑篇(庚桑楚篇;徐無鬼篇;則陽篇;外物篇;寓言篇;譲王篇;盗跖篇;説剣篇;漁父篇;列御寇篇;天下篇)
著者等紹介
森三樹三郎[モリミキサブロウ]
1909年(明治42年)京都府生まれ。京都帝国大学文学部(支那哲学史専攻)を卒業。大阪大学教授を経て同大学名誉教授、仏教大学教授となる。1986年(昭和61年)逝去
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感想・レビュー
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ふみふみ
5
荘子の思想を最もよく表しているのは内篇ですが、外篇と雑篇はバリエーションとバラエティさに富み、解説がなければコメディじゃないの?みたいなエピソードもありこれまた楽しい。「荘子」は孔子が結構登場するんですけど、いまいちキャラの立ち位置がわからず(リスペクトされてるのかディスられてるのか)、私は荘子の友人で詭弁家の恵施が絡んだエピソードが好きですね。2019/03/06
diet8
1
今でも印象に残っているのは、荘子1内編の沈魚落雁の話と大鵬の話。2では、老子、孔子なども登場し、孔子もけなされている。2015/02/21
半兵衛
1
Iより内容は軽く読みやすさはある。なるほどと思う箇所もあるが内篇との矛盾も多々見られ雑多な印象。読みやすさは儒家的な要素が関係しているのかな?2011/04/01
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