内容説明
民族の苦難を味わい、家族を慈しみ、同胞のために闘い続ける、伝説的女性の波瀾万丈の半生。
目次
「グレートゲーム」と偽りの約束
砂漠への追放
故郷から遠く離れて―短い幼年時代と少女時代
プロレタリア文化大革命(一九六六年~七六年)―伝統の破壊、人間関係の崩壊
必要は発明の母―洗濯女から億万長者へ
大恋愛と壮大な目標
崇高な目標、膨大な利益、そしてつらい仕打ち
道は歩くことで開ける―商人と政治家としての新しい展望
背を丸めない人だけが、まっすぐ歩くことができる
歯に衣着せぬ物言い―マフィア、殺人、その他の犯罪
「厳打」―状況が先鋭化する
勇気が翼を授けてくれる―「われわれが必要としているのは平和なのです」
逮捕―塀のなかの数年間
政治的再教育―共産党における高尚な道徳について
「私はワシのように出るだろう」
著者等紹介
カーディル,ラビア[カーディル,ラビア][Kadeer,Rebiya]
1948年、現・新疆ウイグル自治区アルタイに生まれる。実業家、人権活動家。起業に成功して中国十大富豪の一人となり、人民政治協商会議委員なども務めたが、ウイグル人の窮状を訴え改善を求めたことで政府に疎まれ、役職を解かれた。1999年、「国家機密漏洩」などの廉で逮捕され、6年間投獄される。2005年、米国に亡命し、現在は夫や子供とワシントンDCに居住。世界ウイグル会議議長および在米ウイグル人協会会長として、ウイグル人の人権を守る運動を主導している
カヴェーリウス,アレクサンドラ[カヴェーリウス,アレクサンドラ][Cavelius,Alexandra]
1967年生まれ。フリージャーナリストとして「ブリギッテ」誌、「シュテルン」誌などに寄稿するほか、ノンフィクション作家としてボスニアの少女を取り上げた『レイア』、第2次世界大戦後、ソ連軍に占領された旧東ドイツの貴族の女性を描いた『残っていたのは石だけだった』(共著)の著作がある
水谷尚子[ミズタニナオコ]
1966年生まれ。日本女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。近現代日中関係史が専門。現在、中央大学、東京女子大学、日本女子大学非常勤講師。著書に、『中国を追われたウイグル人―亡命者が語る政治弾圧』(アジア太平洋賞特別賞受賞、文藝春秋刊)などがある
熊河浩[クマカワヒロシ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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