七秒しか記憶がもたない男―脳損傷から奇跡の回復を遂げるまで

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  • サイズ B6判/ページ数 452p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270005330
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「過去」や「未来」という概念が失われた人生とは?
過労やストレスによる免疫力の低下、そして不運が重なったのか、イギリスの著名な指揮者の脳がウィルスに侵された。数秒前の記憶がつぎつぎに失われていく――。イギリスの医療現場に多大な影響を与えた感動ノンフィクション!

内容説明

時間の感覚がなくなったまま、「生きる」とは?過労やストレスによる免疫力の低下、そして不運が重なったのか、イギリスの著名な指揮者の脳がウィルスに侵されてしまった。数秒前の記憶がつぎつぎに失われていく…過酷な運命を共にした妻が綴る、奇跡のストーリー。

目次

第1章 時間の喪失(頭が痛い!;多忙、健康への過信…発病まで;暗中模索 ほか)
第2章 意識の囚われ人(記憶のない人生;クライヴのいない生活;答えを探して ほか)
第3章 光の速さ(逃亡;国を出る;真っ黒な日記帳 ほか)

著者等紹介

ウェアリング,デボラ[ウェアリング,デボラ][Wearing,Deborah]
ダラム大学にて音楽と一般教養を学んだあと、百貨店で広報を担当。数年をかけて、脳損傷を負った人々に向けた専門サーヴィスを求める運動を展開し、全国的な慈善団体“記憶障害協会”の創立に尽力する(1991年に、脳損傷協会の“ヘッドウェイ”と合併)。現在は、NHS(国民健康保険)の広報担当を務めている

匝瑳玲子[ソウサレイコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっちゃん

18
ノンフィクションであるにもかかわらず、フィクションのようで読みやすい!口唇ヘルペスのウィルスが脳に!そんなことあるんだ…という驚きと恐怖が!内容的には妻目線からの話なので、最初は面白く読んだのだけど、途中から妻の苦労話みたいな感じで、病気の話はあまり関係ないような?ラストは良いけど、若妻の介護話と夫婦愛の話?(笑)2017/01/23

ぱせり

5
「記憶障害は、それだけに目を奪われると、信じがたいほど恐ろしいものに見える。けれども、わたしが見ていたのはクライブで、彼は、人が自分について知っていたことをほとんどすべて失っても、相変わらず自分でありつづけるということの、生き証人だった。」夫婦の絆に言葉もなく。2009/11/17

momo

3
毎回「たった今目覚めた」と思うくらい記憶が続かないとこうなるのか。せつない。2017/05/05

かめぴ

3
事故ではなく、病気で・・・。口唇ヘルペスのウィルスが、脳に入って脳炎を起す。そんな恐ろしい事があるのかっ、衝撃でした。怖すぎます。タチの悪いインフルエンザかと思って様子をみてたのが、重症を引き起こしたのか、それともそーでなくても、こんな風に?7秒ごとに目覚めるクライブが哀れ、なんて思っちゃいけないんだよね。クライブはクライブ。それにしても病気には色んな種類があり、それによって引き起こされる不幸の数々は、悲しすぎる。2010/02/24

Supernamako

2
あれが「奇跡の回復」なのか…と思わないでもなかった。でもまあ、2人が(クライヴは記憶がないからほぼデボラだが)納得済みならそれで良いのかもしれない。デボラさんのパワフルさはよく伝わった。2013/03/30

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