内容説明
本書は、1956年、フランス・スペインの洞窟美術遺跡をオートバイで踏査以来、現在まで、地球のほぼ全域で多くのフィールドワークを行ってきた著者が、その厖大な資料を基に、美術のみならず、そこに住む人々との交流を通じ、生活、文化、自然をルポルタージュした壮絶なる体験記録である。
目次
1 ヨーロッパ(アルタミラ(スペイン)
アルシー・シュル・キュール(フランス) ほか)
2 アジア(ウル(イラク)
カルバラ(イラク) ほか)
3 アフリカ(トンブクトゥ(マリ)
タッシリ・ナジェール(アルジェリア) ほか)
4 オセアニア(カカドゥ(オーストラリア)
イースター島(チリ) ほか)
5 アメリカ(サンライムンド・ノナト(ブラジル)
ティアワナコ(ボリビア) ほか)
著者等紹介
木村重信[キムラシゲノブ]
1925年京都府生まれ、1949年京都大学文学部卒業、1953~74年京都市立芸術大学美術学部講師・助教授・教授、1974年大阪大学文学部教授、1989年大阪府顧問、1992年国立国際美術館館長、1998年兵庫県立近代美術館館長、2002年兵庫県立美術館館長。毎日出版文化賞(1966年)、大阪文化賞(1991年)、勲三等旭日中綬章(1998年)、京都市文化功労者(1999年)、兵庫県文化賞(2001年)、兵庫県勢高揚功労者(2007年)など受賞。現在、兵庫県立美術館名誉館長・大阪大学名誉教授・京都市立芸術大学名誉教授・民族藝術学会会長・文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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