内容説明
米国の根幹を揺るがした金融恐慌はなぜ起こり、今後の世界経済のどこまで波及するのか。本書では、サブプライム住宅ローンのメルトダウン(崩壊)およびその衝撃について、概況を伝え、解説を試みた。米国国内の住宅産業や経済・金融資本市場に限定することなく、世界の経済全体に及ぼしている影響についても論じている。サブプライム住宅ローン危機を克服するためになされた、これまでの多くの提案を要約した、重要な問題点、および重要だと判断した解決策について詳しく述べている。
目次
第1章 危機の淵源―価値、お金、クレジット、信頼の毀損
第2章 アメリカン・ドリーム―事態を悪化させたもの
第3章 地獄への道は善意で舗装されている―英国の古い格言から
第4章 データで見る危機の実態
第5章 害虫は決して死なない―スペインの格言から
第6章 サブプライム危機の犠牲者たち
第7章 今、どんな対策が講じられているか
第8章 今後の対策を提言する
著者等紹介
ヘンダーソン,ブルース・E.[ヘンダーソン,ブルースE.][Henderson,Bruce E.]
元AP通信記者、TIME‐LIFEの海外特派員。その後、ニューヨークの『タイム』誌に移り、主として経済問題の記事を書いた。同誌では13本の特集記事を執筆。後に大手企業の広報担当を経て、ワシントンD.C.にて7年間ほど米国経済に影響を及ぼしている諸問題の規制、法律等について分析する業務に就く。現在はシカゴに本拠を置くフリーランスのライター。5冊の共著があり、講演活動も行っている
ガイス,ジョージア[ガイス,ジョージア][Geis,Georgia]
ベテランのジャーナリスト。宗教問題やその他の文化的テーマから地域経済活性化のための諸活動などを幅広く取材している。最近までシカゴの新聞社に勤務し、シカゴ大学の本拠地、ハイドパーク、サウスサイドの地域社会を中心に取材していた。シカゴに転居する前はアリゾナ州フェニックスで米国最大手地方紙の一つ「アリゾナ・リパブリック」紙の記者。現在、シカゴ大学で電子顕微鏡による研究を続ける夫の生物学者と、4歳の息子とともに、シカゴ在住
橋本碩也[ハシモトセキヤ]
1947年、三重県志摩市生まれ。1970年、日本リーダーズ・ダイジェスト社。月刊誌(国際版、日本語版)、単行本等の翻訳、企画・編集、記者を経て、1985年に証券系経済研究所へ。エコノミスト、証券・金融アナリスト、投資ストラテジスト。その後英字新聞記者、翻訳者、フリーランスで講演・著述、オンライン投資情報誌等で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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_mogura19
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