出版社内容情報
関ヶ原の地に、日の本の覇権を争う強者たちが集められようとしていた。その絵図を描く毛利元就が、闘いの果てに求めるのは……!?
家康と三成を中心として、関ヶ原の地に、日の本の覇権を争う強者たちが集められようとしていた。だが、その絵図を描いていたのは毛利元就。彼がその闘いの果てに求めるのは……!?
【著者紹介】
(かがみせいじ)小説家。講談社BOX新人賞「流水大賞」にて初の大賞受賞者として『白の断章』でデビュー。主な作品に『向日葵とRose-Noir』
内容説明
打倒・徳川の旗印の下、石田三成の軍に合流する毛利元就。詭計を張り巡らし敵武将同士を争わせ、各個に撃破、すべての勢力を疲弊させる。それはすべて、中国の安泰のためだったが―。
著者等紹介
鏡征爾[カガミセイジ]
3月18日生、小説家。東京大学博士課程在籍。2008年『白の断章』(『機械仕掛けの泡』改題)が、第5回講談社BOX新人賞にて初の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舞弥さん
1
他の方が言われているように文章が独特。ルビも多く好みが別れそうです。私は少し読みづらいと感じました。ただ、これぞゲームのノベライズだなと思います。ゲームにあるキャラクターの技などしっかりでてきて、作者自身きちんとゲームをプレイなされているのだろうなと感じました。2015/07/28
のこ🐈
1
非常に満足出来るノベライズでした。毛利元就が美しいものに心を囚われている様子がとても新鮮。ゲームのノベライズということを意識してか、ゲーム内で使われている現実離れした技や設定がふんだんに盛り込まれていますが、そのせいなのかまるで幻想小説のような手触りがありました。幻想小説がとても好きなので、久々にこういった雰囲気のものを読めてちょっと嬉しかったですね。最後はとても悲しいもので、読み終えてからしばらく考え込んでしまいました。読了後の睡眠時間がかなり削られたという感じです。心に強く残りました。2015/01/04
そばめし
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言われているように文章が少々独特であり、また真面目なBASARAの毛利元就像を期待していたため少しがっかりした。でも大筋毛利の本質にはブレがないように感じ、最後の瀬戸内による締めも満足のいくものだったかな、と今は思える。(当時は衝撃だった。)一つのありえたかもしれない可能性の小話、として読むのが一番かな…2013/12/04
九重篠
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文章が独特だったため、少し読みづらかった。イラストはよかったと思う。元就様、怪我しすぎのような気がする。2014/02/21
あおいたそ
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文章が独特? で、個人的にはちょっと読みにくかったです。。 天海が好きな私は「天海の作ったジャガイモの味噌汁」の存在でお腹いっぱいになれますが、元就以外のキャラの描写はもしかしたら好き嫌い分かれるかもしれないなぁと少し思います。 でも毛利がちょっと好きになれるかもしれない。2013/12/21