内容説明
竜太くんの村には高層ビルも高速道路もないけれど、川があります。虫がいます。ツバメもやってきます。竜太くんは、この村が大好きです。これは作り話ではありません。岡林信康が、初の絵本で描く実録版“人間の幸福”です。
著者等紹介
岡林信康[オカバヤシノブヤス]
1946年7月22日生まれ。滋賀県出身。同志社大学神学部在学中に東京・山谷のドヤ街で日雇労務者生活を体験して大学をドロップアウト。その頃見た高石友也フォークコンサートに感銘を受け、作詞作曲を独学で開始。1968年山谷ブルース(ビクター)でレコードデビュー、翌69年ファーストアルバム「私を断罪せよ」を発表した。当時“フォークの神様”と呼ばれて若者の、時代の、カリスマ的アーティストとして君臨した。その後ロックに転身、はっぴいえんどやムーンライダースをバックに配した楽曲も残されている。人気絶頂の1971年、「俺らいちぬけた」を発表して“音楽産業”としての若者音楽シーンから姿を消し、京都府下の山村で暮らすようになる。山村生活は約5年に及んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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