オーガスタス・カープ伝

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784269820364
  • NDC分類 933
  • Cコード C1098

内容説明

ウッドハウスにも劣らない上質な笑い。20世紀中頃、国王ジョージ六世の名誉内科医まで務めた作者が、英国人独特のユーモアとウィットを織り交ぜて創造した抱腹絶倒の世界。

著者等紹介

子安雅博[コヤスマサヒロ]
1953(昭和28)年千葉県東金市生まれ。千葉大学人文学部人文学科英文科卒業、セントラル・コネチカット州立大学修士修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

131
ほぼ100年前のイギリスの作品。訳者によると、『無名なるイギリス人の日記』『ボートの三人男』(2作とも私には超名作)とともに、ユーモア・クラシックスの中におさめられていたために最初に訳す作品として選んだらしい。並べられた二作ほどではないにしても、全体としてはなかなか、細部ではいくつか非常に楽しめた。まったく、1世紀も前から、何かというと訴えたり、裁判したり、屁理屈こねたり、モンスターペアレンツであったり、うるさい客である人間はいたのだと苦笑するしかない。一番面白かったのは、クライソストム夫人の信仰心!2017/09/06

まふ

95
主人公はヘンな食えない男、という印象のままに終了した。おやじも偏屈だ。言わば偽善者親子。だが、不思議に記憶に残る物語であった。面白かったのは英国人なのに発音を間違う単語があり、それを深刻な会話の最中であってもムキになって相手に指摘し修正させる、という「こだわり」感。確かに日本語でも発音しにくく紛らわしい単語はあるかもしれない。全体的には「ボートの三人男」「無名なるイギリス人の日記」には勝てないが、それなりの面白さはあった、と思う。G684/1000。2025/01/23

takeakisky

1
愛すべき人物、ではない。隣にはいないし、居たら困る。隠れた被虐趣味を満足させる本。温かくも捻くれたユーモア。終章の意地の悪い衝撃。居心地悪く、居心地の悪さをくすくすしながら読む。2023/01/14

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