阪大英文学会叢書
移動する英米文学

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269750326
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C3098

内容説明

英米文学における“移動”の問題に迫る!「冒険」「旅」「空間表象」「祖国喪失」など。イギリス・エチオピア・アメリカなどの空間移動、ジャンル間の移動、出版形態の推移など、多岐にわたる話題を縦横に駆け回る。

目次

シェイクスピアの作品における移動と空想
アビシニアン・ジョンソン
『生命論』と一九世紀社会進化論―コウルリッジからスペンサーへ
閉ざされた空間に描く旅―キーツとソネット
「小説の時代」の終焉―三巻本小説の衰退と三文文士の退場
「生き埋め」のキャサリン・アーンショー―『嵐が丘』におけるゴシック
キャロラインの物語間移動―サッカレーの『フィリップ』再考
ドロシアは何も創り出せずに終わった後世のテレサなのか―「移動」で読み解くエリオットのドロシア評価
『森林地の人びと』における階級移動―グレイスの結婚
『人間の絆』の本国に留まる主人公について〔ほか〕

著者等紹介

石田久[イシダヒサシ]
大阪大学名誉教授(文学研究科、英米文学講座)、大阪学院大学名誉教授。専門分野:エリザベス朝演劇及び20世紀アメリカ演劇

服部典之[ハットリノリユキ]
1958年生まれ、大阪大学大学院文学研究科教授。大阪大学卒、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学、博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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