アメリカの自然主義小説―クレイン、ノリス、ロンドン、ドライサーを読む

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784269740143
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3098

内容説明

悲劇の人生に潜む人間のロマン!多くの矛盾が露呈する十九世紀末のアメリカの現実を描いた四人の自然主義作家を紹介。人間と人生を悲観主義的に見つめるこれらの作家の奥に潜んだロマンティックな精神を読み解く。

目次

スティーヴン・クレイン(『街の女マギー』―アニマリズムとロマンティックな世界;『赤い武功章』―自然主義的制約と人間の尊厳;『ジョージの母親』の構造―前二作との相関性)
フランク・ノリス(『マクティーグ』―ノリスの自然主義とロマンティシズム;『オクトパス』(小麦と鉄道に見るノリスのロマンティシズム;登場人物に見るノリスのロマンティシズム))
ジャック・ロンドン(『野生の呼び声』―ロンドンの自然主義とロマンティシズム)
セオドア・ドライサー(『シスター・キャリー』―その悲劇的人間観;『ジェニー・ゲルハート』―その理想主義的側面)

著者等紹介

中川法城[ナカガワホウジョウ]
1944年8月1日奈良県生れ。龍谷大学文学部卒、同大学院修了。現、龍谷大学文学部教授。主著に『アメリカ文学史要説』(共著)南雲堂1983(改訂新版1997)。『アメリカ文化を学ぶ人のために』(共著)世界思想社1999。『真宗用語英訳グロッサリー』(共著)龍谷大学仏教文化研究所1995
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