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内容説明
ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターは、数多くの困難と挫折に遭遇する悩み多き人生を送った作家だった。ポターの人生の謎を、作品、手紙や日記、様々な人たちによるポターに関する文献から、紐解いていく―。
目次
第1章 ビアトリクス・ポターの秘密の箱―『妖精のキャラバン』と『妹アン』における人生逃避行
第2章 ポター家のルーツ探し―『グロスターの仕たて屋』と『ティギーおばさんのおはなし』における腕利き職人の世界
第3章 理想の子供時代を求めて―『ピーターラビットのおはなし』、『ベンジャミン・バニーのおはなし』と『フロプシーのこどもたち』における家族の絆と子供との対話
第4章 ジャーナリスト志望?隠されていたペンの力―暗号で書かれた『日記』にみる批評眼
第5章 理系女子ポター、きのこ研究家デビュー断念―『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』と『カルアシ・チミーのおはなし』にみる科学の力
第6章 愛のキューピットはどこに?―『あひるのジマイマのおはなし』と『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』における愛と結婚への賛歌
第7章 ビジネスウーマンへの転身―『ジンジャーとピクルズやのおはなし』における商売繁盛への道
第8章 オピニオン・リーダーへの進化―『りすのナトキンのおはなし』における権力への抵抗
著者等紹介
臼井雅美[ウスイマサミ]
1959年神戸市生まれ。博士(文学)。現在、同志社大学文学部・文学研究科教授。神戸女学院大学卒業後、同大学院修士課程修了(文学修士)、ミシガン州立大学修士課程修了(M.A.)、1989年博士課程修了(Ph.D.)。ミシガン州立大学客員研究員を経て、1990年広島大学総合科学部に専任講師として赴任。広島大学助教授、同志社大学文学部助教授を経て、2002年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。