ヴィクトリア朝文化の世代風景―ディケンズからの展望

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ヴィクトリア朝文化の世代風景―ディケンズからの展望

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  • サイズ A5判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784269721173
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C3098

内容説明

文学は文化の花なり、という考え方に立つ著者がディケンズを中軸にして、ヴィクトリア朝の文化と文学との相関性の諸相を展望。一見異質の作家たちの間にも意外な脈絡があることを解き明かす。

目次

第1部 フォアランナー・ディケンズ(『ドンビー父子』における商会(ハウス)と家庭(ファミリー)
メレディスの「父と子」―『リチャード・フェヴァレルの試練』における「システム」をめぐって
ディケンズとアンデルセン―親和と敬遠 ほか)
第2部 影響と共有(『トルコ物語』をたずねて―「水桶とサルタン」の謎解き;『メアリ・バートン―マンチェスター生活の物語―』における“二つの国民”;マンチェスター美術名宝博覧会―イギリス初の美術の祭典 ほか)
第3部 変遷の様相(描かれたユダヤ人像―『パンチ』における表象を中心に;ミスター・ヘンチャードとミスター・ドンビー;ディケンズと世紀末―舞台としてのイースト・エンド ほか)

著者等紹介

松村昌家[マツムラマサイエ]
1929年生まれ。大阪外国語大学英語学科卒業。大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、大手前大学名誉教授。日本ヴィクトリア朝文化研究学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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