語りから見たイギリス小説の始まり―霊的自伝、道徳書、ロマンスそして小説へ

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  • サイズ A5判/ページ数 374p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784269721043
  • NDC分類 930.26
  • Cコード C3098

内容説明

小説とは何か。小説はいつ、どのように始まったのか。その答えは「転位された直接モード」という小説特有の語りにあった。『ロビンソン・クルーソー』を中心に、十八世紀イギリスの初期小説を渉猟する。

目次

第1部 霊的自伝(アウグスティヌスの『告白』と放蕩息子;二つの霊的自伝―『ある紳士の生活』と『ノーウッドの自伝』;バニヤンの『恩寵溢れる』;牧師ジョージ・トロスの『自伝』 ほか)
第2部 語りから見たロマンス、道徳書、小説(ジャコバイトの夢―ジェイン・バーカーの『イグジリウス』;最初のイギリス小説―ジェイン・バーカーの『愛の企み』;デフォーと十六、十七世紀イギリスの決疑論;小説的語りの発見―デフォーの『ファミリー・インストラクター』 ほか)

著者等紹介

河崎良二[カワサキリョウジ]
1948年生まれ。1979年大阪市立大学大学院博士課程所定単位修得後退学。1993‐94年ロンドン大学客員研究員。現在帝塚山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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