内容説明
本書の目的の一つは、コールリッジの文学思想自体のより本格的な探究の基盤を確立することであり、もう一つはコールリッジの「創造的精神」と関係をもった彼の思想の諸相の理解に役立てることである。
目次
序論 コールリッジの虚像と実像
第1部 コールリッジ思想の諸相と展開―批評原理と詩の実践(「両極性」の理論―対立の一致;「三位一体」論―神の信仰;「有機的統一」の原理―有機体と機械論 ほか)
第2部 コールリッジとその周縁(コールリッジとハートリ―ハートリ理論の受容と拒絶;コールリッジとシラー―Wallenstein翻訳を中心に;コールリッジとオーエン―ユートピア社会の実践と挫折 ほか)