内容説明
本論文集では、十八世紀から十九世紀初頭にかけて活躍した女性作家達が、同時代の男性作家達と時に手を携え、時に張り合いながら、新たなサブジャンルの開拓、開発、構築を、さらには確立されたサブジャンルの修正、変容をおこなった様を跡付ける。
目次
教訓小説作家のレイプ物語―メアリ・デイヴィスの『札付きの放蕩者』と『クラリッサ』
イライザ・ヘイウッドの復権―リチャードソンへの影響を通して
小説、ネイション、歴史―マライア・エッジワースとウォルター・スコット
「異文化体験の旅」と「結婚による融合」―シドニー・オーエンソンの構築した国民小説、地域小説の枠組み
著者等紹介
鈴木美津子[スズキミツコ]
東北大学大学院国際文化研究科教授
玉田佳子[タマダヨシコ]
同志社女子大学学芸学部英語英文学科教授
五幣久恵[ゴヘイヒサエ]
敦賀短期大学地域総合科学科教授
吉野由利[ヨシノユリ]
一橋大学法学研究科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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