内容説明
叔母が小説を書く人だと知った甥の驚き…。『自負と偏見』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『説得』など、ジェイン・オースティン円熟期の小説を、書簡とともに読み解く。『ジェイン・オースティン―小説家の誕生』の後編で、作家として執筆に専心していた時期の作品を取り上げている。
目次
第1章 『自負と偏見』(出版までの経緯;レイディ・キャサリンのこと ほか)
第2章 『マンスフィールド・パーク』(ファニー・プライス;フェミニズム批評と『マンスフィールド・パーク』 ほか)
第3章 『エマ』(甥の驚き―隅におけない叔母さま;『エマ』のエマ・ウッドハウス ほか)
第4章 『説得』と『サンディトン』(『説得』―穏やかな悲しみ;オースティンのロマンス ほか)
著者等紹介
中尾真理[ナカオマリ]
1949年東京生まれ。奈良女子大学文学部卒業。奈良女子大学大学院文学研究科修士課程修了。英文学専攻。奈良大学教養部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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