出版社内容情報
最強の決定版 真封神演義。
抜群のストーリー展開と珠玉のエピソード群。ファン必見の中国伝奇ロマン、全22巻。
目次:
第三皇子/天女侮辱/冀州候離反/窮鼠の一撃/愛妻妲己/一通の書簡/物の怪/魔性の女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文句有蔵
4
テンポがよくて読みやすい。紂王と妲己の話のようだ。妲己の話はわたなべまさこで読んだが、わたなべまさこの方は妲己が後宮に入ってからの物語だったので、妲己がどういう経緯で後宮に入ったのかを初めて知った。紂王が人々の信仰の厚い天女の像を祭った聖堂の壁に、「この天女が人ならばを連れて帰って側室にしたい」という詩を書き、その不敬により天女が怒り、殷の守護をやめて天空に帰ったというエピソードを、為に封印を解かれた妖怪が妲己に取り憑いたと繋げたのは、故事か創作かはしらないが、うまいと思った。2013/11/30
ドロレス
3
小学生時代我が人生に最大の影響を与えた三国志の横山光輝の生誕90年らしくいろいろ旧作がKindle Unlimitedで読めるのはうれちい。封神演義の本作から、さらには中国共産党の長征まで漫画化してたとか知らなんだ。2025/07/12
はる
2
はじめて読みます。紂王は最初は名君だったのですね。2024/08/30
よむよむ
2
優秀な王子が王となり悪政を始める経緯が描かれます。乱世と平時では求められる能力が異なるため、父王は乱世の才能を持つ王子を心配します。しかし家来達は他の王子より優秀なその王子を支持します。その王子は王位を譲られ紂王となりますが、やがて重しとなっている老臣や諸侯を疎ましく思い始めます。もしかすると、その国の中興の祖になる人材だったのかもしれませんが、そういう時期でもなかったのでしょう。父親の心配の通りになりました。別の平凡な兄弟に王位を譲れば良かったのに。。家来達も悪いです。ポピュリズムの怖さですね。2019/12/28
MOTO
1
一度、読破はしているが(後味悪いストーリーだったなぁ)という印象が強い。 読み返してみるとやはり…。 権力&悪霊VS正義といった感じ。いやぁ…権力と悪霊が手を組んじゃうと、正義もつらいよ。今の所、この世を救ってくれそうな勇者がまだ出てこない。 あ、そうか。太公望伝奇だった。じゃ、まだまだか。 2016/03/25