出版社内容情報
孔明に痛撃をこうむった仲達は、ひたすら陣に立てこもり、蜀軍の食糧難を待つ作戦に切り替えた。孔明は食糧を運ぶ一輪車「木牛流馬」を作り、仲達の作戦をくつがえす。魏軍は木牛流馬にしかけがあることも知らず、木牛流馬を使った孔明の策に散々振り回される。仲達は待ち受けていた蜀軍に追われ、冠を捨てて逃げる。これを知った孔明は……。
目次:
木牛流馬/車止め/捨てられた冠/夜襲/作戦露見/反骨の芽/火の陣/火と水
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
13
★★★★☆蜀軍の人材不足が顕著に顕れていて、往年の見る影もないというのが哀愁を誘う。そして、運命の地五丈原へ。2020/03/30
gtn
12
孔明に反骨心を持つ部下の魏延。蜀の禍根とならぬよう、魏の司馬懿を討つよう大義を与え、あわよくば魏延も絶とうと試みるが、敢え無く失敗。関羽、張飛等五智将健在の頃に比べ、部下の器が小さくなったことを嘆く孔明。彼も五十四歳。最も必要なのは後継を頼める者。2024/04/23
コウメ
12
司馬懿孔明の罠にかかり火攻めにあうが雨が司馬懿を救う2019/03/20
できるだけ
10
葫蘆谷【コロコク】で木牛流馬を作ったり、司馬懿と反骨の士魏延を同時に倒そうとしたり孔明の凄さが分かる。でもその間、魏は呉の陸遜とも渡り合っているから国力の違いが段違いなのも分かる。2020/02/13
みゃーこ
7
龍鳳谷で魏延とシバイ親子を殺そうとした作戦は見事だった!これがただのマンガだったら成功していたのだろうが、雨が降って失敗に終わってしまった。孔明の発明の数々が面白い。2012/12/03