出版社内容情報
魏と呉は手を結び、蜀に一大勢力を築いた玄徳に対抗してきた。関羽は秋の長雨を利用し、襄江の堰を切って魏軍の樊城を落とした。この隙をねらった呉の呂蒙は、荊州攻めをかってでる。関羽の万全の備えに頭を抱える呂蒙に、無名の陸遜が関羽を油断させる策を進言する。陸口の司令官にその陸遜が就任、関羽は侮るが……。
目次:
死場所/名医名患者/建業評定/関羽と陸遜/荊州城陥落/にわか雨/榑士仁と糜芳/大敗北/攻守転倒/深慮遠謀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
11
関羽ほどの人物であっても、油断、慢心があったか。呉の陸遜が描いたシナリオどおりに展開し、窮地に陥る。傅士仁、糜芳といった裏切者も出す。運命とは不思議なもので、いったん転がり落ちていくと、止まらない。2024/03/28
わたー
10
★★★★☆国力を蓄え続けた呉がついに腰を上げる。関羽の策が尽く裏目にでて一気に窮地に。もはやこれまでなのだろうか。2020/03/29
みゃーこ
8
関羽の失敗が続く。プライドが高すぎたことがその原因だったのかもしれない。2012/12/03
しの
7
きましたね、陸遜!!そして、関羽・関平親子がーーー。2017/02/18
kuro
7
「ペンは剣よりも強し」・・・ではないけれど、いくら武力に優れた武将でも、策の前に無力になることもあるのだなぁと思えてくる。 それと、個人の感情を以下に殺せるかということも。2011/12/05
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