出版社内容情報
曹操の漢中平定に脅威を感じた孔明は、荊州三郡返還と引きかえに、呉に合肥を攻めさせる。呉軍は逍遥津の合戦で惨敗したものの、百騎の奇襲戦で曹軍に打撃を与えた。だが魏と呉の総力戦は決着がつかず、孫権は和睦の使者を曹操に送った。都に帰った曹操は魏王と称し、魏王宮を建設。孫権が贈った蜜柑と共に、左慈と名乗る奇怪な老人が現れた。
目次:
呉軍動く/逍遙津の合戦/四十万曹軍/奇襲百騎/総力戦/奇怪な老人/仙術/平原の神卜/予言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
16
いくら栄華を極めようとも、己を師とする者は、いずれ迷い、やがて滅びる。一方、真理を師とするものは、正しき軌道から外れず、最後に勝つ。曹操もとうとう管輅という易者を頼るようになった。迷走そのもの。2024/03/19
わたー
13
★★★☆☆大規模な魏呉の激突よりも、これまでとかなりテイストの異なる左慈老人に全て持っていかれたような気がする。仙人を自称する人物は度々登場していたが、左慈はその中でも群を抜いていたように思う。2020/03/29
しの
8
もう、個人的に神巻です。最高すぎます。「甘寧一番乗り」「温州蜜柑でございます」「左慈老人」。たまらない!!!2017/01/29
66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
7
神話的な老人と、占い師の話のページが多くて今ひとつ。最初の孫権の惨敗は迫力あり。そして、呉の魯粛が静かに病死😢図書館本2020/03/12
コウメ
5
かんねいすげー2019/03/08