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知性と感性の心理―認知心理学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784571210358
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、新しい時代に対応した認知心理学を読者に楽しんでもらうために企画された。知的情報処理の解説に偏りがちであった従来のテキストとは異なって、感性の科学としての認知心理学の側面とのバランスを重視し、あいまいでゆらぎを含みながらも、複雑な環境や情報に巧みに適応していく人間の心理プロセスをできるだけ浮き彫りにしようとしている。心理学を大学や大学院で専攻する学生のみならず、人間らしさとは何か、人間とテクノロジーの調和は実現可能かなど、21世紀の動向を左右するテーマに広く関心のある方にもおすすめ。

目次

認知心理学とは何か―知性と感性の総合理解をめざして
感覚の多様性
視覚パターンの認知
音楽の認知
感性認知
心的イメージ
注意
記憶
情動の認知
知識と思考
言語認知
社会的認知
知性と感性の認知
多変量データ解析法を利用した心理測定法
ヒューマンエラーとヒューマンインタフェース
これからの認知心理学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hanna Saito

2
『認知言語学への招待』で参考文献として勧められていたのがきっかけで読み始めた。2000年に書かれた本だが、教科書として定評があるよう。認知心理学は認知革命以降の新しい分野であり、扱う範囲は神経科学や社会科学、人間工学などにも重なり、多岐に渡っている。本書も今後の発展に期待を込める結びとなっているので、近年の状況が気になる。私がとくに興味を感じたのは心的イメージの分類や生理的基盤など、言語化しにくくこれまでは定量化できなかったものがfMRIなどの開発によって研究対象とすることが可能になった、というところ。2014/11/11

T2C_

1
知能創成のヒントになればと。人間の感性やそれによって生じる感覚、感情、或いは影響する部分について広範に網羅しており、また言語や記憶についても非常に楽しく読め、コラムも充実している。少し古い様ではあるが、まだまだ現役に感じられる一冊。もし現状で何かしら大きな変化があるのであれば知りたい所。2014/05/22

saki

0
推論とは、手持ちの知識から、論理的に正しい結論を新しく導き出す思考のはたらきである。2016/02/12

アニッチャー

0
認知心理学の入り口になるような本を探していたところ、知人の専門家から頂いた。大学の教科書だったよう。「広く浅く」という初心者の知的欲求に十分応えてくれるし、文献紹介が豊富なので、「狭く深く」という更なる知的探求のきっかけにもなると思う。2014/04/15

Yoshika

0
再読。お隣さん分野。広さと深さがすごい本。2000年のだからちょっと古いかもだが、入門者向けの導入から当時の最先端まで斬りこんでる。英語が併記されてるし文献紹介も各章にあるし、至れり尽くせり。最近のでこういう教科書あったら読みたい。(十年前に母の本棚から借りて読んでた本を偶然知人から頂いた。すげい。)2012/11/08

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