出版社内容情報
元捜査一課刑事と現役キャリア組のコンビが北の大地に秘められた警察の秘事に迫る。
凶器は、野生のヒグマ!?
北海道の阿寒湖近くにある霧に閉ざされた深い森で発見された道警幹部の遺体。
体には無数の咬傷と裂傷が--。事故で処理されたが…?
元捜査一課刑事と警察庁現役キャリア組の異色のコンビが、北の大地に隠された警察の闇に挑む!
「このミス」大賞作家による新シリーズ待望の最新刊!
【目次】
内容説明
北海道釧路市を訪れた元警視庁捜査一課でライターの草野誠也。阿寒湖近くの森で、草野はアイヌ民族の女性・美那からヒグマの脅威を警告される。さらに、因縁の相手である警察庁の監察官・白羽と再会。付近の山岳で道警幹部がヒグマに襲われて死亡したことを聞く。道警の不祥事を打ち明ける直前だったと、白羽は彼の死に疑念を抱き、草野に協力を依頼。しかし、捜査開始直後に草野が警察署に連行されてしまい…。
著者等紹介
梶永正史[カジナガマサシ]
1969年山口県生まれ。2014年、『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
108
一気読みの一冊。テーマはヒグマとアイヌと警察の闇。これだけ揃えられたら面白くないわけがない。北海道を舞台に元警視庁捜査一課で今はライターの主人公、草野がヒグマに襲われ死亡したとされる警察官を取り巻く死の真相を探るストーリーは誰ものキャラが抜群でぐいぐい惹き込まれて一気読み。"ヒグマは凶器になるのか"という突飛な掴みと共に自然と人間の壊れゆく境界線、まさに今の日本の問題提起が良かった。アイヌ民族の女性の自然への視線、姿勢はグッと胸に迫るものがあったな。ヒグマの緊迫感も人間関係の緩さも絶妙&気持ち良い面白さ。2026/06/11
おしゃべりメガネ
92
シリーズ第2弾ではありましたが、いきなりこちらから読んでしまいました。でも、きっとそんなには影響なさそうでしたね。ワケありで警察を辞めた元警視庁捜査一課の「草野」は今は放浪の旅をしながら、ライター業に従事しています。そんな彼が立ち寄った先が北海道は阿寒湖畔でここか本作の舞台に。そこで出会ったアイヌの血をひく美しい猟師「美那」との関わりから、ヒグマの脅威やアイヌの伝説を教わります。そんな静かな町で道警幹部の死体が見つかり、事態は思わぬ方向へと展開していきます。この先も気になる作品でしたので、次巻も期待です。2026/02/19
タイ子
80
今はライターをしながら全国を旅して記事を書く元捜査一課刑事・草野。今彼がいるのは北海道。そこで出会ったアイヌ民族の美那。狩猟もしながらアイヌの伝承をしている彼女が男前すぎる。後に草野がヒグマと遭遇、死闘を繰り広げるシーンは読んでいてもドキドキ。道警の警視がクマに襲われ死亡した事件が実は何者かに企てられていた?!凶器がヒグマ?そんなバカな。真相を追う草野たちにヒグマは容赦なく襲い掛かる。生きとし生けるもの、自然と人間の共存。神の境域を犯す人間の傲慢さ。共存しない限り永遠の問いだろうな。読友さん、ありがとう。2026/08/26
aquamarine
56
元捜査一課刑事でフリーライター草野のシリーズ二冊目。訪れた北海道で因縁の相手、警察庁監察官・白羽と再会する。ヒグマに襲われ死亡した道警幹部は、本当に事故なのか、ヒグマを操ることによって殺人ができるのではないか。疑問を持つ白羽から協力を依頼された草野は、アイヌ民族の猟師・美那からヒグマの生態やアイヌのことを教わりながら真相を追う。草野の無鉄砲さに呆れながらも、ヒグマやアイヌのあれこれに夢中になった。後半の緊迫感あふれるシーンは一気読み。面白かった。デラシネの彼は次はどこへ行くのか。私もまた彼に会いたい。2026/06/03
さっちゃん
53
シリーズ第2弾。ライターとして全国を放浪する元警視庁捜査一課の草野誠也。ヒグマに襲われ死亡した警察官の死が殺人ではないかと疑う白羽に懇願され、共に調査を開始。ヒグマを凶器に使うことは可能なのか。アイヌ民族の猟師・美那の協力を得ながら真相を探ると…。/今回の舞台は北海道。クマによる人的被害のニュースも珍しくなくなった今、ヒグマを凶器にするという発想は恐ろしい。ミステリとしては薄味ながら、キャラの魅力や考えさせられるテーマで読み応えはたっぷり。ヒグマと対峙する場面は緊張で思わず息を止めていた。次作も楽しみ!2026/07/03




