出版社内容情報
広島県警皆実署会計課で働く音無遠子。
ある日、小さな仏像が拾得物として届けられる。
触れた瞬間、脳裏に女性がマンションから落下する映像が……!
しかも、女性は1年前に投身自殺した友人だった。
なぜ、仏像から過去の現場が“視えた”のか。
友人の死に疑問を持っていた遠子は独自に捜査を開始する。
落とし物の記憶から事件を次々解決!?
著者初の警察ミステリー!
【目次】
内容説明
広島県警皆実署会計課で働く音無遠子。ある日、小さな仏像が拾得物として届けられる。触れた瞬間、脳裏に女性がマンションから落下する映像が…!しかも、女性は1年前に投身自殺した友人だった。なぜ、仏像から過去の現場が“視えた”のか。友人の死に疑問を持っていた遠子は独自に捜査を開始する。落とし物の記憶から事件を次々解決!?著者初の警察ミステリー!
著者等紹介
仁科裕貴[ニシナユウキ]
広島県生まれ。奈良教育大学卒業。元公安警察官。第19回「電撃小説大賞」応募を経て、2014年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
広島県警皆実署会計課で働く音無遠子。拾得物として届けられた小さな仏像に触れて記憶を見た彼女が、先輩の鳴上刑事の協力を得て事件を解決する警察ミステリ。仏像に触れた瞬間、脳裏に1年前に投身自殺した友人がマンションから落下する映像を見て、疑問だった死の真相を解き明かそうとする遠子が鳴上刑事を巻き込み、いなくなったペットやいわく付きの茶碗などの事件に挑むストーリーで、鳴上刑事とコンビっぷりも味がありましたけど、遠子の思わぬ一面が明らかになって意味合いも変わり、伏線回収されて加速する終盤の展開もかなか良かったです。2025/12/05
三編 柚菜
12
調べてみると、年間拾得件数の多さに驚かされる。自分の知らないところで、こんなにも持ち主の元を離れた物があるのかと。その中には本作に登場するような、“曰く付き”の物品があったのかもしれない。サイコメトリーにより流れる断片的な記憶を頼りに、様々な犯行──その真実を推理するミステリーとしてはもちろん、音無と刑事・鳴上が織りなすドラマも楽しめた。シリーズ化されるなら、いずれ名物コンビになってくれることだろう。11/5、潮出版社さんより刊行予定🚔2025/10/24
ICHI (atomic)
5
初作家 落とし物の記憶から事件を次々解決!? 面白かった〜🤭Googleマップ開いた。笑普段あとがき読まない派だけど、読みやすくてしっかり最後まで読んでしまった。作者の経歴にも驚きを隠せない。続編出て欲しい✨2025/11/27
四国の南
3
警察会計課事務員の遠子さん(落とし物の記憶が視える)と鳴上刑事(古い物好き)の異色の組み合わせのバディが事件に挑む 会話劇がコミカルで読み進めやすく独特の視点が解決のきっかけになってたり…後半の伏線回収が本当にうまい!2025/12/06
ほのみ
2
親戚の子がまさにこの「落とし物係」として勤務しており、これがなかなか激務とのこと(配属先の規模にもよるそうですが)そこから興味を持って読み始めした 内容はというとサイコメトリーの主人公が事件解決をするという思ってたのと違ったのですが楽しめました 個性的なキャラクターたちなのでシリーズかもあるのかなと思いました2025/12/09




