潮文庫<br> 黄金舞踏―俳優・山川浦路の青春

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潮文庫
黄金舞踏―俳優・山川浦路の青春

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784267024122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 日本の近代演劇草創期に女優として活躍した山川浦路(やまかわ・うらじ)を主人公とする歴史小説。
 日本人離れした体格と美貌とによって女優として高い評価を受けた山川浦路は、映画『バグダッドの盗賊』で知られる夫・上山草人(かみやま・そうじん)とともに活躍し、アメリカに渡って波瀾万丈の非常に魅力的な人生を送ったといわれています。
 また、浦路と草人の結婚の際、仲人が後に内閣総理大臣となる犬養毅(いぬかい・つよし)であり、女優になることをめぐって浦路が乃木希典(のぎ・まれすけ)と対峙しているほか、谷崎潤一郎、森鴎外などをはじめ歴史上の著名な人物が次々に浦路の人生にはかかわっています。今まであまり知られていなかった歴史の一側面についても垣間見ることができる魅力のあふれる内容となっています。

【あらすじ】
1947年、日系二世の野正琴(のまさ・こと)は、ロサンゼルスのリトルトーキョーを訪れていた。戦時中、ヒラリバー収容所に移住させられていた際に近所に住んでいた老女が、今はこの小さな日系人街にある古いガレージの二階に住んでいる。彼女の名は、三田千枝(みた・ちえ)。かつてUra.Mitaとしてハリウッド映画に出演していた女優であった。映画が好きな琴は千枝に、いつか女優だった頃のことを聞かせてほしいと頼み込んでいたのだ。その約束を実現してもらうためにやってきたのである。そんな琴に千枝の口から語られたのは、日本で山川浦路という名で活躍をしていた輝かしい日々のこと、そして千枝のかつての夫・上山草人(かみやま・そうじん)との関係についてだった……。

内容説明

1947年、日系二世の野正琴は、戦時中に強制収容所で知り合った老女に会うためロサンゼルスを訪れていた。彼女の名は三田千枝。かつてハリウッドで活躍した俳優で、琴はいつかその頃の話を聞かせてほしいと頼んでいたのだ。千枝が語り出したのは、日本での輝かしい日々のこと、そして―。日本の近代演劇草創期に活躍した一人の女性の波瀾万丈の人生を描く、渾身の歴史小説!

著者等紹介

大橋崇行[オオハシタカユキ]
1978年、新潟県生まれ。上智大学文学部国文学科卒業後、上智大学大学院文学研究科博士前期課程を経て、総合研究大学院大学文化科学研究科修了。博士(文学)。小説の代表作に、『遙かに届くきみの聲』(双葉文庫、第1回ルーキー大賞受賞作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gtn

16
女優草創期の一人でありながら、松井須磨子と比較し、知名度が低い、と言うかほとんど知られていないことに、今まで不満があった。まず、彼女を取り上げた著者に敬意を表する。当時は役者も河原乞食と蔑まれていたことから、時の華族女学校校長の乃木希典が卒業名簿から削除しようとしたが、逆に乃木をやり込めた場面。また、森鴎外が翻訳したファウストを、夫上川草人と怪演した場面が痛快。女性解放を訴えた平塚らいてうも登場するが、真に実現したのは浦路だったのかもしれない。2024/11/27

coldsurgeon

6
明治時代後半から昭和初期にかけて、さっそうと生きた一人の女優・演劇人の反省だ。舞台に上がることの喜び、演じることの快楽。それを全身で表現する。それを常に目指した主人公であった。人間として幸せであったかは客観的にはわからないが、華やかに演劇世界を生き、それを幸せに感じていたことは事実だ。連ドラになりそうな物語だった。2024/07/03

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4
知らなかった。こんな恰好いい人がいたなんて。 と、1行目に私が感じたことそのまんまが書いてある解説にも唸っちゃいました。 華族女学校を出て女優となり演劇の道を切り開き、やがてハリウッドに居を移した三田千枝(山川浦路)の賑やかな半生記。近代文化史の息吹を感じられます。2024/06/01

マッケンジー

1
女優・山川浦路を主人公にした歴史小説。まだまだ女性の言動が制限されていた時代に、自分で自分の運命を切り開く女性が実在していたというのは非常に心強い話。浦路の生き方を見習いたいものです。2024/03/14

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