出版社内容情報
物語の舞台は、歴史ファンの間でも注目度の高い清代末期の光緒
25 年(1899 年)。中国大陸に進出したイギリス、ドイツ、フラン
スをはじめとする西洋列強は、中国各地で分割支配を強めていた。
そんな列強諸国に対抗すべく、「扶清滅洋(清を扶け西洋を滅ぼす)」
のスローガンを掲げた「義和団」を名乗る集団が、山東省での暴動
をきっかけに各地に広がり、社会は不安定な状況であった。そんな
なか、杭州・西湖のほとりにある孤山に暮らす数え年で二十一歳の
丁仁は、金石学者である父・丁立誠の後を継ぎ、学究に勤しんでい
た。ある日、生薬である「竜骨」に神秘的な図形や文字のようなも
のが刻まれていて、北京で騒動になっていることを耳にした丁仁は、
丁家にかねてから出入りする北京在住の雑貨商人・元突聘に、その
子細を尋ねようとする──。
内容説明
月刊『潮』誌上で好評連載中の「蒼天有眼 雲ぞ見ゆ」シリーズ、書籍化第一弾!!!清代末期の光緒二十五年(一八九九年)。杭州・西湖のほとりにある孤山に暮らす数え年で二十一歳の丁仁は、金石学者である父・丁立誠の後を継ぎ、学究に勤しんでいた。ある日、生薬である「竜骨」に神秘的な図形や文字のようなものが刻まれていて、北京で騒動になっていることを耳にした丁仁は、丁家にかねてから出入りする北京在住の雑貨商人・元突聘に、その子細を尋ねようとする―。
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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