出版社内容情報
「突破屋」の異名を持つ警視庁捜査二課第四知能犯捜査三係の五来太郎のもとに匿名のタレコミが入る。
料亭を張り込むと、国運省の官僚と建設業者との会食の場だった。
もしや国家規模の公共事業の入札情報が特定の業者に流出している可能性が――。
その後も密談を繰り返す両者だが、巧妙に隠される贈賄の証拠。
途方もなく地道な捜査の積み重ねの末についにたどり着いた、官民癒着の現場を押さえた緊迫の瞬間!これぞ、王道の警察小説!!
内容説明
「突破屋」の異名を持つ警視庁捜査二課第四知能犯捜査三係の五来太郎に匿名のタレコミが入る。捜査員とタレコミがあった料亭を張り込むと、国運省の官僚と建設業者との会食の場だった。国家規模の公共事業の入札情報が流出しているのでは―。その後も密談を繰り返す両者だが、巧妙に隠される贈賄の証拠。途方もなく地道な捜査の積み重ねの末についにたどり着いた、官民癒着の現場を押さえた緊迫の瞬間!
著者等紹介
安東能明[アンドウヨシアキ]
1956(昭和31)年静岡県生まれ。明治大学政経学部卒。94(平成6)年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。2010年『撃てない警官』所収の「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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