出版社内容情報
詩人であり、絵本や随筆の傑作も多い長田弘氏。1999年6月に刊行され、2013年5月に新装版が刊行されたエッセー集『私の好きな孤独』、待望の文庫化!!
「孤独」はいまは、むしろのぞましくないもののようにとらえられやすい。けれども、本来はもっとずっと生き生きと積極的な意味だった。
「たった一軒のカフェに親しむだけで、知らなかった街が、ふいにどれほど、
じぶんに親しい街に変わってゆくことか。朝の清潔な孤独を味わえる街の
店に座っていると、そのことが浸みるようにわかってくる」
( 本書収録「朝のカフェ」より)
音楽、珈琲、旅、酒、読書──。
孤独を慈しみ味わうために必要な「小道具」たちをモチーフに、いまなお多くの人に愛されつづける「言葉の魔術師」が詩的魅惑を豊かにたたえながら紡ぎ出し指南する、「孤独」との明るく前向きな付き合い方。
内容説明
「孤独」はいまは、むしろのぞましくないもののようにとらえられやすい。けれども、本来はもっとずっと生き生きと積極的な意味だった―。音楽、珈琲、旅、酒、読書…。孤独を慈しみ味わうために必要な「小道具」をモチーフに、“言葉の魔術師”と呼ばれた詩人・長田弘が指南する明るく前向きな孤独との付きあい方。詩情豊かに紡がれた大人のためのエッセー集!
目次
1(ノンセンスの贈りもの;猫の名前;ランドフスカ夫人 ほか)
2(夢;街の噂;街の秘密 ほか)
3(朝のカフェ;ココアの香り;失くした帽子 ほか)
著者等紹介
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市に生まれる。63年早稲田大学第一文学部卒業。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。82年『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞、09年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞受賞。著書多数。2015年5月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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