内容説明
1955年12月、アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリーから全ては始まった。バスで白人に席を譲ることを拒否したひとりの女性の小さな行動が、アメリカ南部の人種隔離法撤廃を導いた。自尊心と誇りをもって公民権運動に邁進。偉大な「自由の闘士」が、自身の幼い頃の体験や歴史に残る数々の出来事、そして揺るがぬ不動の信念を語る―。
目次
1 事の始まり
2 多感な少女時代
3 モンゴメリーの学校生活
4 結婚、そして活動家の妻に
5 選挙権獲得のために闘う
6 全国黒人向上協会の書記に
7 悪化する白人の暴力
8 逮捕される
9 バス・ボイコット運動の始まり
10 自由への行進
11 デトロイトへ
12 その後
著者等紹介
パークス,ローザ[パークス,ローザ] [Parks,Rosa]
1913年アラバマ州生まれ。2005年10月逝去。55年12月モンゴメリーで白人乗客にバスの席を譲ることを拒否し逮捕され、これがきっかけとなりバス・ボイコット運動が展開された。56年11月アメリカ合衆国最高裁が「公共の交通機関における差別は憲法違反である」との判決を下した。55~56年代の人種差別抗議運動の先駆者として、「アメリカ公民権運動の母」と呼ばれるようになった。86年イレイン・スティールと共に「ローザ&レイモンド・パークス自己開発教育センター」を創立し、青少年教育に従事した。96年に「自由のメダル大統領賞」、99年に「米国議会ゴールドメダル賞」を受賞。表彰・名誉博士号など多数受賞
高橋朋子[タカハシトモコ]
アメリカ創価大学副学長・大学院長・教授。埼玉県生まれ。1977年アルバータス・マグナス大学卒業。84年コロンビア大学より応用言語学博士号取得。2006年アルバータス・マグナス大学より人文学名誉博士号受賞。14年モナッシュ大学より翻訳学博士号取得。言語習得理論・異文化間コミュニケーション・翻訳論を専門とし、著訳書・論文・英語学習書等(日本語と英語)多数出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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