覇王の神殿―日本を造った男・蘇我馬子

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覇王の神殿―日本を造った男・蘇我馬子

  • 伊東 潤【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267022753
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

著者新境地の古代史劇!!まだ日本が“国”として意識されていなかった時代。豪族・蘇我氏を束ねる馬子は仏教を基盤に据えた国造りを目指し邁進していく。政敵たちとの死闘、推古大王と厩戸王子(聖徳太子)との愛憎―その果てに馬子が見たものとは。日本史上屈指の“悪役”の実像に迫る。

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」、『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

232
蘇我馬子による、権力闘争・国家構築が描かれます。仏教国家作りや鉄の供給源としての朝鮮半島との関係を背景として、蘇我vs物部による主導権争い、馬子ー推古ー厩戸王子体制と確執などが、とても興味深い。日本史で学んだイメージとはかけ離れた、この時代の激しく血生臭い人間模様が臨場感たっぷりに迫ってきます。厩戸王子の豪傑ぶりも新しいです。聖徳太子の1400回忌にあたる、今年2021年に読むと、また感慨深いものがありますよ。2021/07/02

とん大西

137
多分一番古い時代の歴史小説を読んだのだと思います。「645(ムシゴ)メ作る大化の改新」から遡ること百年弱。大和国の静謐に全てを捧げたキングメーカー蘇我馬子の生涯。新興の仏教こそが国家安寧の礎と信じ、繰り返す政争と暗闘。それにしても内憂外患…。天皇や廷臣と政策をめぐる激突、新羅や隋の侵略の脅威。後の幕末や室町の政治情勢の混沌のよう。この時代のことは殆ど無知でしたが、見事な筆致で日本の分岐点を映してくれたもんだと感服。推古天皇との叶わぬ恋、聖徳太子との確執…。古代のカリスマでしょうか…馬子、ドラマチックです。2021/03/28

のぶ

96
伊東さんの歴史小説は相当数読んでいるが、飛鳥時代ほど昔の作品は初めて読んだ。日本史の授業で習った史実を物語として読む事ができて堪能した。日本がまだ国としての体を成していなかった時代に、その礎を築いた人物として、蘇我馬子は大きな役割を果たしていたことがよく分かった。この時代の登場人物は関係が分かり辛いが、巻頭に相関図が記されていて、混乱することなく読む事ができた。ドラマチックだったのは、政敵たちとの死闘や推古大王と厩戸王子(聖徳太子)との愛憎の部分。自分の歴史の知識が一つ深いものになった。2021/03/25

パトラッシュ

82
短すぎるの一言。せっかく蘇我馬子の生涯を扱うのならば、もっと若い頃から様々な経験や失敗を重ねる姿を描けば面白いのに。物部氏との権力抗争を通じて政治的才能を磨き、大和朝廷の実質的支配者になるプロセスこそ書くべきだった。性格面も朝廷や天皇に対する遠慮から実権を奪われるなど、副題にある「日本を造った男」というイメージが感じられないのだ。崇峻天皇や厩戸皇子暗殺という大事件も周囲の勧めに流されたり暴走を容認する形で、とうてい大政治家とはいえない。せめて『茶聖』ほどの量で、容赦なく権力をめざす男の肖像が読みたかった。2021/04/18

RASCAL

31
古代史好きなのですが、飛鳥時代の歴史小説ってあまりないので、あれば片っ端から読んでます。山岸涼子さんの「日出る処の天子」(漫画ですが)や黒岩重吾さんが「磐舟の光芒」(蘇我馬子・物部守屋)、「聖徳太子」「落日の王子(蘇我入鹿)」で描いた時代をぎゅっと1冊にまとめた感じで、テンポも良く、一気に読めました。特に崇峻天皇と厩戸皇子のキャラ設定が自分のイメージとはかなり違った。用明天皇も聖徳太子も死因は天然痘と思いますが、そこは古代史、小説ですから何でもありですね。これはこれでなかなか面白かった。2021/04/15

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