感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
31
遠い方の新着棚で。絵本の真ん中に大きな壁。「壁のあっちには危険なものがいっぱい。壁のこっちは安全だ」というけれど、本当かな? 前ばかり見てないで、後ろも見ないと~。大判で、ハラハラする展開なので、読み聞かせにも使えそう。ジョン・エイジ―さん、初読みかと思ったら、「ぼくのサイ」を読んでいた。「うちゅうじんはいない!? 」を友達が勧めてくれたんだった! 読んでみなくちゃ。 2020/08/23
たーちゃん
24
息子は大男の場面で「危ないよー」とヒヤヒヤしていましたが大丈夫で安心していました。2022/05/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
23
絵本の真ん中に高い壁があり、あっち(右)とこっち(左)に分かれている。 こっちに騎士がいて、あっちには猛獣や鬼がいるから危険、だからこっちは安全といっている。けれど、こっち側にだんだん水が迫ってきて…。本当に危険なのはどっちかな?自分の目で確かめないと分からないですね。2020/08/05
みさどん
19
ページ真ん中にある分厚い壁。両隣の違いを噛み締める兵士。左に居て、右は怖いと。ところが左には水が押し寄せて、右の方から助けの手が・・。自分の所しか知らないと、未知のものには手を出さないし、井の中の蛙的な見方しかできない。世界に出ていく人が何でも獲得できるってか?!自分は、あるものに満足するような清貧的な考え方も肯定したい今なのだ。2024/12/12
ケ・セラ・セラ
19
壁のむこうは見えない、わからない。今いるところが安全で、向こう側が危険だなんて、本当のところはわからない。壁の両側が見えている読者の子どもたちからは「あぶないよ!」とか声が飛びそうな絵本としての面白み。とはいえ大人は現状についていろいろ考えてしまいそう。2023/02/06