内容説明
―なぜ私がアステカのトマトを庭で育てているのか、誰も知らない。表題作「私が愛したトマト」他珠玉の短編、11編を収録。
著者等紹介
〓樹のぶ子[タカギノブコ]
1946年山口県生まれ。東京女子大学短期大学部卒業。84年「光抱く友よ」で芥川賞、94年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、10年「トモスイ」で川端康成文学賞。芥川賞など多くの文学賞の選考に携わる。09年紫綬褒章受章。17年日本芸術院会員。18年文化功労者に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
193
高樹 のぶ子は、新作中心に読んでいる作家です。本作は、ヴァラエティに富んだ少し不思議な短編集でした。オススメは、表題作の『私が愛したトマト』&『蜜蜂とバッタ』です。 https://www.usio.co.jp/books/paperback/208862020/08/21
hiromura
15
久しぶりの高樹さん。難解すぎて、11作品中4つもすっとばしてしまった。アラスカが舞台の「夢の罠」は面白かった。2020/09/05
てつろう
6
文学的過ぎて自分にはいいのか?悪いのか判断できない。蜂蜜とバッタではマーラーの5番って何だったと気になりアダージオを聞きながら読む。続けてマラーの1番が気になってタイタンを聞く。良く分からない世界感がマーラーに合っている2020/10/25
まり
6
図書館本。初読みの作家さん。残念ながら私には、さっぱりわからなかった。2020/10/08
いっこ
5
『夏への扉』から、「夏」を意識して選んだ本が続いている。こちらもタイトルと表紙で夏にふさわしいかと選んだのだが、著者が飛んでいく世界はさわやかとは言い難い。このねっとり感は何なのだろう。そんな中で、『夢の罠』、『翔の魔法』は素直に読めた。2020/08/20




