感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
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【1回め】佐藤氏による「世界宗教としての創価学会」入門的な位置づけの書籍である。この「世界宗教」というのが、わかりにくいのではないか。これは「民族宗教」と対置されるもの。特定の民族のみが信奉しているものと考えてよいだろう。21世紀「以降」を展望したとき、宗教は必然的に世界宗教を志向せざるを得ない。でなければ、不要であり害毒である。こうした論考は、創価学会内部からは出てこないのだろうか。不思議かつ残念なことだと思っている。2020/05/31
みち
27
おもにキリスト教と創価学会を比較しつつ、世界宗教がどのように形成されるのかを学ぶ。クリスチャンで有りながら、創価大学で講義するとか、本当に型破りなお方です。これを読んで創価学会に対するイメージが良いように変わりました。 今度はキリスト教の信仰の素晴らしさを書いて欲しいです。2020/10/16
wiki
15
キリスト教徒でありながら、精密に創価学会を分析し、また宗教者として学会の行末に大きな期待をしているとの感覚が伝わる。創価大学生に対する講義録とのことで、在学中にこの授業があればどれほど参加したかったことか。後書きに、学生たちと5年に一度クラス会をやろうとの約束について記述があった。いちOBとして、後輩学生に対し暖かく見守り続けてくださる厚意に感謝の思いを抱いた。著者には頭が下がる。これだけ綿密な言論はそうない。本来会員たる自身が世の誤った認識に対してこうした言論を発信すべきであろうと頭をかく。2020/09/21
gtn
15
クリスチャンである著者が、キリスト教とのアナロジーによって他宗教の本質を即座に理解する。師弟の意味、相互に他宗教の内在的論理を学ぶことの重要性等、著者の考察は深く、示唆に富む。2020/01/04
犬養三千代
9
著者が創価大学で行った課外連続講座の書籍化。 キリスト教、イスラム教との対比で創価学会の世界宗教化へのアドバイスのようだ。うーんわかり易く語っているのだが創価学会の教えは書かれてないので良くわからない。キリスト教やイスラム教のことはよくわかった。2019/11/05