内容説明
「ながら介護」「トモニ介護」のすすめ。「老老介護」「認認介護」「介護うつ」「介護離職による経済危機」「介護者・要介護者の共倒れ」「夫婦共働きの家族は?」「おひとりさまの世帯は?」「夫が妻を看る場合は?」押し寄せる介護の不安を解消!100年ライフ・大介護時代を豊かに生きるための知恵とヒント。
目次
プロローグ “ながら”介護、“トモニ”介護のすすめ
第1章 働く人の“ながら”介護
第2章 生活・尊厳重視の“ながら”介護
第3章 定年後の“ながら”介護
第4章 変わる家族の現実、介護も変える
第5章 職場が変わる女が変わる男が変わる
エピローグ
著者等紹介
樋口恵子[ヒグチケイコ]
1932年東京都生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。時事通信社、学研、キヤノンを経て評論活動を行う。東京家政大学名誉教授・女性未来研究所所長、NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長、厚労省社会保障審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
28
2030年には5人に4人が介護を抱えている人になる。そんな少子高齢化社会の中で、介護離職のリスクを指摘した本。家族介護者の3割が男性となり、ようやく介護離職が社会問題化されることになった。著者は、その問題認識に根強い性別分業意識を見出しつつ、介護離職が家族介護者当人の老後のリスクに直結する事を分かりやすく説いている。また、経済的に見ても、介護離職者が増えれば、税収が減るので、介護離職は抑えなければならないという。ただ、「介護離職ゼロ」という当時の政府(2017年頃)の目標とはかけ離れた現実がある。2022/12/12
みかん
3
ネーミングやコピーのセンスが抜群にすごくて感心してしまった。2022/05/05
mnaa
2
薄いながらも読み応えのある本でした。作者の熱意が伝わって来ました。実用的な内容も充実した良書だと思います。 2018/03/23
まつけん
1
樋口先生が「言わずには死んでも死にきれない」と執筆された一冊とのこと。「介護」という言葉が気になる人に是非手に取ってもらいたい良本。まず「ながら介護」「トモニ介護」の考え方が広く知られることが大切だと思います。特に「介護の出発点は、情報を集めること」に同意します。2018/07/22
-
- 和書
- ASEAN経済統合の実態