内容説明
人生のどん底で知った、どんな苦難にも負けない広岡浅子の生き様に励まされながら、やっとの思いで書き上げた『小説土佐堀川』が、刊行から27年を経て、朝ドラ「あさが来た」の原案本となる。それまでの軌跡は、著者自身の蘇生のドラマでもあった。「苦しんだ人こそ幸せになれる」を信条に生きてきた、85歳の「答え」がこの1冊に凝縮!
目次
プロローグ 人生の敗北者になった日
第1章 身につけたいもの捨てたいもの
第2章 人柄が福を引き寄せる
第3章 「生きる」を生きる
第4章 結構楽しく暮らすために
第5章 いちばん苦しんだ人がいちばん幸せに
文庫版特別エッセイ 『小説土佐堀川』への道
著者等紹介
古川智映子[フルカワチエコ]
1932年、青森県弘前市に生まれる。県立弘前中央高校、東京女子大学文学部卒業。国立国語研究所で『国語年鑑』の編集に従事、その後は高校教諭を経て、執筆活動に入る。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こだま
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朝ドラ『あさが来た』の原案本を書いた方のエッセイ。筆者は夫の不倫や家庭内暴力、数々の病気に見舞われるなど大変な人生を過ごしてきたそうです。そんななか広岡浅子の「九転十起」という言葉に触れ、小説を書くに至ったとのこと。「いい人の根底には生きる知恵や賢明さが必要。手放しで誰にでもいい顔をするとつけこまれるかもしれない。人を見抜く目を養うことも大切。対人関係を煩わしいと思わずに、人の中に飛び込んで苦労しましょう。その積み重ねで、ヒトを見る目が養われていく」という言葉が印象的。2025/08/24
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