漫画のすごい思想

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  • サイズ 46判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784267020858
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

博覧強記の鬼才・四方田犬彦が、政治の季節からバブル崩壊に至るまでの日本人の精神構造を描ききった作品と漫画家を徹底解剖!

◆本書で「解剖」される漫画家たち◆
佐々木マキ/林 静一/岡田史子/つりたくにこ/つげ義春/滝田ゆう/楠 勝平/タイガー立石/赤瀬川原平/宮谷一彦/樋口太郎/上村一夫/池上遼一/勝又 進/永井 豪/樹村みのり/手塚治虫/バロン吉元/ビッグ錠/小山春夫/淀川さんぽ/ますむらひろし/村祖俊一/宮西計三/大島弓子/畑中 純/高橋葉介/黒田硫黄/岡崎京子


四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年大阪生まれ。東京大学人文系大学院博士課程修了。明治学院大学教授として長らく映画史を講じた後、現在は映画と文学を中心に批評活動に専念。研究対象は映画史、漫画論、記号学など多岐にわたる。漫画研究では、1994年に『漫画原論』を、2004年には『白土三平論』を発表。共著等も含めると著作は120冊を超える。斎藤緑雨賞、サントリー学芸賞、日本エッセイスト・クラブ賞、桑原武夫学芸賞などを受賞。

内容説明

政治の季節からバブル崩壊まで、漫画は私たちに何を訴えてきたのか。つげ義春、赤瀬川原平、永井豪、バロン吉元、ますむらひろし、大島弓子、岡崎京子…すべては1968年に始まった!

目次

杉浦茂への回帰―佐々木マキ
花と山姥―林静一
生という病い―岡田史子
なぜに陽気な胸の中―つりたくにこ
海辺の惨劇―つげ義春
見てはいけない母親―滝田ゆう
生の摩滅―楠勝平
宇宙とは遊戯である―タイガー立石
お座敷と野次馬―赤瀬川原平
自己解体を索めて―宮谷一彦〔ほか〕

著者等紹介

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年大阪府箕面に生まれる。映画史・比較文化研究家。詩人。エッセイスト。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。明治学院大学教授として長らく映画史を講じた後、現在は研究と執筆活動に専念。コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授・研究員を務める。『映画史への招待』でサントリー学芸賞。『翻訳と雑神』『日本のマラーノ文学』で桑原武夫学芸賞。『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞。『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gokuri

4
取り上げられている29人の漫画家のうち、きちんと読んだことがある作家が4人くらい、名前を知っている作家を含めても半部に満たなかった。記述されていることや比喩表現が独特で、四方田さんの本はやはり難解だと思いそれでも、作品や作家の分析を眺めるだけで、すこし理解できたようになっていく。漫画もすごいけで、こうした論評を繰り広げる著者もすごい。体力消耗した読書でした。2018/06/02

田中峰和

4
1968年は川端康成が日本人初のノーベル文学賞を受賞した年であると同時に、後に600万部を発行する少年ジャンプ創刊の年でもあった。ここから漫画は子どもが夢中になる物語玩具であることをやめた。永井豪はジャンプの創刊号から「ハレンチ学園」を連載。連載中大きな社会問題となり、作者は地方の教育委員会からいっせいに非難された。近頃、江川達也の「ゆらぎ荘の幽奈さん」の性描写について、バカな弁護士が自分の子どもに見せられないと批判したが、ハレンチ学園のエロ描写に比べれば穏当すぎるくらい。低能の偽善者はいつの時代もいる。2017/07/13

1
四方田犬彦が1968年以降の漫画と社会を語る本。学生運動が最も過激化した時代であり、漫画作品もその思想と密接に関係している。ガロとCOMがそれまでの慣習や世界の在り方に疑問を投げかける作品を連載し、全共闘時代の大学生に強く支持されていったのは、表現方法は違えども、青年たちの世界に対する不安心が起点となっている。経験が無ければエロさも恐怖心を生むグロテスクなものでしかなく、四方田はその表現を冷静に解説していく。最後が岡崎京子でバブル社会を取り扱った辺り、資本主義・物質文化は恐怖心を超えてしまったのだろうか。2017/08/25

Yuki

0
いまいち。漫画原論の方が全然良い。2020/03/11

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