出版社内容情報
2014年に出版され、大好評を博した同名書籍、待望の新書化!20世紀最大の歴史家「アーノルド・トインビー」と世界192カ国地域のSGI仏法指導者「池田大作」の歴史的対談集「二十一世紀への対話」から佐藤優が人類的課題解決の方途を探る!
※二十一世紀への対話:1975年に発刊。28言語に翻訳され、世界の指導者層に必読の書として読み継がれている
佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。外務省国際情報局で主任分析官として活躍。
著書に「自壊する帝国」「国家の罠」など多数。
目次
池田大作思想の現代的意義
理性と「直観の哲学」
価値を創り出す理性的直観の力
「宗教と化学」への考察
自己中心性の克服
ニヒリズムの超克
体系知を体得した知識人の役割
“正義”について
労働の哲学
独裁はなぜ悪なのか〔ほか〕
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家。1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務、帰国後は外務省国際情報局で主任分析官として活躍。『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロビン
11
「池田先生のファン」であると公言しておられる、キリスト教徒であり作家の佐藤優氏が「法華経の思想を世界基準で通用する普遍的な言語に転換した」『二十一世紀への対話』を分析・解説された本。賢い方があの対談を読むとこうなるんだと感嘆させられると同時に、キリスト者ならではまた信仰者同士ゆえの共感からの視点もあり、勉強になる。池田先生の真理、正義観や平和観が常に具体的である―アカデミズムの論じる抽象的なそれとは無縁であるーとの指摘は流石で、先生は決して生活の大地から遊離されない。仏法は生活法であり観念論ではないのだ。2024/09/02
Norimasa Saito
2
池田・トインビー対談を佐藤優が分析。1972年から73年にかけて行われた対談だが40年以上経た現在でも色あせない。むしろ池田思想から学ぶべきと筆者は主張する。宗教(直感)と科学(理性)の調和、架け橋のための対談。問題の説明でなく、具体的な解決するためのアプローチ。どんな難解な課題からも逃げない池田大作氏の存在論的思考に驚嘆。人間を疎外させない新しい価値観、世界宗教必然性。憎悪の罠に人間が陥ることなくどのように正義を実現できるか等人類にとって大事なテーマを改めて認識できる。佐藤優の言葉が心地よい。2020/02/25
寝子
1
好奇心から読んだ本、意外に面白かった。著者はプロテスタントで、題材は創価学会の池田大作と歴史学者トインビーの対談。読者の僕はCat-holic。 テーマは、宗教と科学、労働、ナショナリズム、愛と良心、慈悲、正義など、多岐。 倫理は可能かというのが最近カミュとレヴィナスにかぶれている僕の関心で、面白かったけど進化や脳の仕組みと絡めて愛や良心について話している部分なんかはやはり古い感が否めない。現代の哲学は、数学・論理学>物理>化学>生物>哲学・文学>社会科学・工学という体系の中で上位レイヤから考えるべき。2017/10/27
Hideaki Ohta
1
同書で現世界情勢の客観的理解と地球市民時代に必要な哲学を改めて学びました。多くの方に創価学会名誉会長池田大作氏の思想と行動を認知して頂ければと思います。2017/01/09
こうきち
0
久しぶりに再読2020/01/27
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