潮文庫<br> ぼくはこう生きている 君はどうか

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潮文庫
ぼくはこう生きている 君はどうか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 170p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784267020544
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

戦後思想界を代表する哲学者・鶴見俊輔と、当代随一の人気を誇る小説家・重松清が、「教育」「家族」「友情」「老い」「師弟」を主題に語りあった対話集。私たちの進むべき未来に向けられた二人のまなざしは、優しさとぬくもりに満ちている。2015年7月20日、惜しまれつつ93歳で逝去した巨星のメッセージが、いま装いも新たに蘇る。

目次

第1章 子供たちに必要な“二つの物差し”(日本の本当の教育は明治時代に終わった;“箱モノ化”する教育で人材を輩出できるか ほか)
第2章 家庭とは、どんな意味を持つ“場”か(“親の愛”が子供をダメにする!?;時とともに失われた「ふるさと」のモデル ほか)
第3章 エピソードのない友情は寂しい(友達との人間関係に息が詰まる子供たち;具体的エピソードが少ないいまどきの友情 ほか)
第4章 幸せな「老い」を迎えるために(姉が最後に残した愛のある「言葉」;自分の血となり肉となった書物 ほか)
第5章 「師弟」から見た日本人論(一人の人間の育成に必要な周囲の“力”;ダメな教師ほど自分を模倣させようとする ほか)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京都生まれ。ハーバード大学卒業。46年『思想の科学』創刊同人となり、一貫して反アカデミズムを標榜。声なき声やベ平連運動で中心的役割を果たす

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学卒業。『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、『ビタミンF』で直木賞、『十字架』で吉川英治文学賞、『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kawa

33
「『自分はこういうふうに生きている』『君はどうか』」(哲学者の鶴見氏)と、「自分の小説は読者自身の思い出がよみがえるための『呼び水』」(重松氏)との両者の刺激的な対談集。お二方とも「主人公は誰だ」を問うている。日本の教育の失敗を鶴見氏は、戦後民主主義教育ではなく日露戦争終了時に分水嶺があると説く。米欧列強に追いつき(「坂の上の雲」時代)鼻高々で傲慢になった瞬間が転落の始まりであったということか。(コメントへ)2020/04/06

きょーこ

28
哲学者から小説家への講義(対談だけど重松さんは講義だと感じた)重松さんの小説がなぜ泣けるか、わかる気がした。2016/09/29

ポテンヒット

12
教育、家族、友情、老い、師弟についての対談。日本の教育は日露戦争とともに終わったという鶴見氏。それまでは情緒の通う共同体があり、そこから逸材が出たが、箱モノ教育となり制度化して人が育たなくなった。箱からこぼれる、これが思索の始まりだという。この事は司馬遼太郎氏が日本人は日露戦争後に変わってしまったという話を思い出す。師弟の話では多田道太郎氏の江戸時代の型の話と通じる所がある。今ある問題を100年のスパンで考えられる人がどれだけいるだろう。もっと話を聞きたい人々が既に鬼籍に入られているのは残念でならない。2022/12/10

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

10
2007年6月から2009年2月まで、5回にわたっての対談から編まれたもの。「 ことば」が、その人格・人間性の深いところから発せられたとき、それは思想とか哲学というに値するものとなる。いくつか書き留めておきたい。▽あるのは抽象的な言葉だけで、こいつが杖にならないんですよ(鶴見)▽強くなれと言ったって、強くない人間は永遠に強くならないよ(笑)。強いというのは威張るとかそういうことじゃないんです(鶴見)▽「自分はこういうふうに生きている」「君はどうか」――、それが私にとっての哲学なんです(鶴見)2016/08/12

よし

7
好きな作家の重松氏が「知性の巨人」鶴見氏と対談。彼が「その日の前に」など感激を持って読んだという事がうれしく思う。一方で、重松氏は「さん」でなく「先生」と尊敬を込めていう。「先生から知恵を分け与えていただいた。」と謙虚に。そんな二人が、家族とは?友情とは?人生とは?ー重たく深いテーマについて「恩師と教え子」みたいに話される。内容も示唆的で、「生徒冥利に尽きる」話 満載。付箋紙でいっぱいになった。「フェアで新鮮な好奇心」をもって人の話を聞けるようになりたいものだと思った。2017/03/11

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