内容説明
戦後思想界を代表する哲学者・鶴見俊輔と、当代随一の人気を誇る小説家・重松清が、「教育」「家族」「友情」「老い」「師弟」を主題に語りあった対話集。私たちの進むべき未来に向けられた二人のまなざしは、優しさとぬくもりに満ちている。2015年7月20日、惜しまれつつ93歳で逝去した巨星のメッセージが、いま装いも新たに蘇る。
目次
第1章 子供たちに必要な“二つの物差し”(日本の本当の教育は明治時代に終わった;“箱モノ化”する教育で人材を輩出できるか ほか)
第2章 家庭とは、どんな意味を持つ“場”か(“親の愛”が子供をダメにする!?;時とともに失われた「ふるさと」のモデル ほか)
第3章 エピソードのない友情は寂しい(友達との人間関係に息が詰まる子供たち;具体的エピソードが少ないいまどきの友情 ほか)
第4章 幸せな「老い」を迎えるために(姉が最後に残した愛のある「言葉」;自分の血となり肉となった書物 ほか)
第5章 「師弟」から見た日本人論(一人の人間の育成に必要な周囲の“力”;ダメな教師ほど自分を模倣させようとする ほか)
著者等紹介
鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京都生まれ。ハーバード大学卒業。46年『思想の科学』創刊同人となり、一貫して反アカデミズムを標榜。声なき声やベ平連運動で中心的役割を果たす
重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学卒業。『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、『ビタミンF』で直木賞、『十字架』で吉川英治文学賞、『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
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しょうじ@創作「熾火」執筆中。
よし