未完の憲法

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未完の憲法

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784267019753
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0032

内容説明

「憲法は常に未完の体系である」―憲法を正視した二人の共通のコンセプト。近視眼的な改憲論議を超えて―憲法学の大家と若き俊英が「想像力」で示す未来への針路。

目次

第1章 「立憲主義」とは何か?(「立憲主義」という言葉の多義性;なぜ戦後日本に「立憲主義」が根付かなかったか? ほか)
第2章 改憲論議をどう見るか?(「天皇制への愛着」は何に起因する?;日本の分岐点だった「天皇制存続」 ほか)
第3章 現代の憲法をめぐる状況と課題(「表現の自由」についての新しい論議;政治家の取材拒否と「表現の自由」 ほか)
第4章 日本国憲法の可能性と日本の進路(日本国憲法の「三つの顔」;人の想像力の限界について ほか)

著者等紹介

奥平康弘[オクダイラヤスヒロ]
憲法研究者/東京大学名誉教授。1929年北海道函館市生まれ。東京大学法学部卒業。ペンシルベニア大学ロースクール修了、比較法学修士。東京大学社会科学研究所教授、コロンビア大学ロースクール客員研究員、国際基督教大学教授、神奈川大学短期大学部特任教授、立命館大学客員教授などを経て、東京大学名誉教授

木村草太[キムラソウタ]
憲法学者/首都大学東京准教授。1980年神奈川県横浜市生まれ。東京大学法学部卒業。同大法学政治学研究科助手を経て、2006年、26歳で首都大学東京准教授(憲法学専攻)に就任。研究テーマは、思想・良心の自由、平等原則など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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そり

18
民主主義における「民」とは、過去から現在、将来に生きるすべての国民のことを指すのだ、という言い方がなされることがあるという。広がりをもっているんだな、と嬉しくなった。単に、過半数さえ取れればいい、ではあまり知性が感じられない。今ある表面化した問題を見つつも、未来を見据えた視野も持ちたいと思う。でないと、重くなってかなわない。引用された、加藤周一さんがよく使っていたという「しかし、それだけではない」。僕も使っていきたい。2016/06/19

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

16
【15/10/23】憲法(の精神)を実現しようとすることは、ある楽曲を演奏することと似ている。単に楽譜通りに「正確」に演奏するだけでは人の心に届かない。伝えたいとする何事かがあってこそ、名演奏は生まれる。名演奏は、常に新しく生み出されていくものであって、その意味では名曲とはその時々において「未完成」なのである。また、名演奏とは奏者だけで生み出されるものでなく、よき聴衆あってこそ生まれるものである。ぼくも憲法のよき「聴衆」の一人でありたいと思う。Kindle版にて。☆3.8。2015/10/23

katoyann

15
2014年刊。安倍政権下で改憲論議が騒がれていた時期に編まれた、2人の憲法学者による対談集。憲法96条の先行改正案(改憲発議要件の緩和)が安倍元首相から提案された時期でもあり、政府が憲法改正を提案することの問題点について論じ合っている。奥平康弘は、旧来の学説が憲法の「司法権の優位」(違憲審査制)に注目するあまり、憲法制定権力が国民にあるという憲法の核となる理念を強調しなかったために、時の政権が改憲をリードしても構わないという発想が生まれたのだという。国民主権の強調が重要だったという訳だ。2025/01/29

勝浩1958

9
「「憲法は主権者たる国民が国家権力を管理するための法である」というのが、立憲主義の大原則です。ところが、自民党の憲法改正草案をくわしく読むと、その原則に逆行する記述が随所に目につきます。つまり、本来は主権者としての国民に管理される側の国家権力が、逆に憲法を「国民を管理するための法律」にしようとする姿勢が透けて見えるのです。」これは、恐ろしいことです。気を付けなければいけません。2014/07/19

まさにい

7
表現の自由を基礎から学び直そうと思い奥平さんの『表現の自由1~3』を買った。その流れで、古本屋で奥平さんの本を探していたらこの本が目に入り購入。一言でいうと、『いい本です』。思わずのめり込んで読んでしまった。憲法論というと難しい論理が展開されるが、この本は分かりやすく書いてあって、憲法を専門に学んでいなくても大意はつかめる。また、憲法を学んだ人にとっては、懐の深さが感じられるものである。このような本が多く出ていれば国民の憲法感覚も向上するのではないだろうかと思った。2023/01/07

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